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トト・ヴォルフが指摘したメルセデスとフェラーリの「最大の違い」とは?

2019年02月03日(日)5:29 am

メルセデスF1チームを率いるトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)が、メルセデスと最大のライバルであるフェラーリの最も大きな違いはレースに対する“姿勢”だと語った。

2013年にメルセデスのモータースポーツ責任者に就任したヴォルフは、チーム代表を務めていたロス・ブラウン(現F1モータースポーツ担当マネジングディレクター)がその年限りでチームから離脱したことで翌2014年からメルセデスF1チームの総責任者も務めている。

そして、ヴォルフ率いるメルセデスF1チームは、その2014年から2018年まで5年連続でF1ドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルを独占する最強チームとして君臨している。

ヴォルフは、『Formule 1(フォーミュレ1)』に対し、メルセデスがF1で成功を収めることができたのは、“謙虚”な姿勢でF1に取り組んできたからだと次のように語った。

「我々のDNAには、勝利しても謙虚さを失わないという部分があるんだ」

「我々は勝利を当然のことだとは考えていない。我々はそれが当たり前のことだとか、自分たちの利権だとも考えていないよ。我々はすべての週末に向けて、絶対に勝つのだというような姿勢で臨んではいないんだ」

「もし、どんなに頑張っても2位が最高の結果だというレースがあったとしても、私は平静を失ったりはしないよ。私はそこが我々とフェラーリの最大の違いだと思っている」

2014年からF1にPU(パワーユニット)と呼ばれるハイブリッド方式エンジンが導入されたが、それ以降は最強PUを手にしたメルセデスがライバルたちを寄せ付けない強さを発揮し続けている。

だが、2018年にはフェラーリが大きな進歩を遂げてメルセデスをおびやかす存在となっていた。しかし、シーズンが後半に入るとフェラーリはドライバーのミスや戦略ミスで墓穴を掘るように失速してしまっていた。

ヴォルフは次のように付け加えている。

「彼らの姿勢は、勝利以外は意味がないというものだ。彼らは勝たなくてはならない。彼らにとって2位は敗北なんだ。たとえそれが最善を尽くした結果だったとしてもね」

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