ダニエル・リカルドは、2019年のルノーには大きな期待が持てると感じているようだ。
リカルドが昨年限りでトップ3チームのひとつであるレッドブルとの契約を更新せず、いまだ中団グループに属するルノーへの移籍を発表したときにはF1パドックにもかなり大きな衝撃が走ったものだった。
そのルノーにはカルロス・ゴーンのスキャンダルも発生。先週ついにゴーンに代わってミシュランCEOを務めるジャン-ドミニク・スナールが新会長に就任することが決定するなど、今後に向けて大きな課題を抱える状況となっている。
しかし、ルノーF1プロジェクトを率いるマネジングディレクターのシリル・アビテブールは、そうしたことがF1チーム運営に影響を及ぼす可能性はないと主張。さらに技術トップのマルチン・ブドコウスキーも、ルノーF1は今年から「攻めの3年間」を迎えると、非常にポジティブなコメントを行っている。
伝えられるところによれば、ルノーは2019年シーズンにはエンジンもシャシーもこれまでのものを踏襲するものではなく、基本的にまったく新たなコンセプトのもとで設計されたものを投入することになるという。
このことについて質問を受けたリカルドは次のように答えている。
「もちろん、それには勇気づけられるよ」
「契約にサインしたとき、僕には分かっていたよ。これからやるべきことがたくさんあるとね。だけど、彼ら(ルノー)が改善するための努力を行い、多くの部門を拡大って、2019年と20年にはより強くなることを目指そうとしていることも知っていたんだ」
「2019年には新たなクルマで臨むことになるし、また新鮮な気持ちでスタートが切れそうだよ」
そう語った29歳のオーストラリア出身ドライバーは次のように付け加えた。
「もちろん、僕にできるのは完全に没頭し、できる限りの手助けをしながら、そこからどういう展開となるかを見ていくことだけだよ」