今年からホンダPU(パワーユニット)で戦うことになるマックス・フェルスタッペンだが、レッドブル・ホンダの2019年型F1マシンがシーズン開幕と同時に速さを見せることができるようであれば、タイトル争いに加わることも不可能ではないと考えている。
■スタートダッシュが必要だとフェルスタッペン
レッドブルが昨年までパートナーを組んでいたルノーからホンダにスイッチすることを歓迎するコメントを発し続けてきていたフェルスタッペンだが、それでも2019年シーズンからすぐにタイトル争いができるかどうかは分からないと次のように語った。
「シーズンの最初から(メルセデスやフェラーリに)少し接近できるようにする必要がある。そうすれば実際にすぐに彼らとの戦いを開始することができるからね」
「シーズンを通じて僕たちはクルマをいい形で改善し続けることができていると思うし、昨シーズン末はそれに助けられた。そして今シーズン前もそれは同じさ」
「ただ、僕たちにはシーズン終盤ではなく、もう少し早くそうしていく必要があるね」
■まだ時間も必要だとガスリー
2019年シーズンにそのフェルスタッペンとコンビを組むのは、昨年ジュニアチームで走っていたピエール・ガスリーだ。ガスリーはルノーへ移籍したダニエル・リカルドの後任という位置づけになる。
フェルスタッペンより一足早く、2018年からホンダPUで走っていたガスリーは、今季新登場となるレッドブル・ホンダのプロジェクトは「かなり有望」だと考えている。
「ホンダは本当に懸命に取り組んでいるよ。彼らはこの状況において、本当に最善を尽くしたいと思っているんだ」
そう語った22歳のガスリーは、次のように付け加えた。
「僕たちが彼ら(ホンダ)に時間を与える必要があるのは確かだよ。メルセデスやフェラーリに追いつくのはすごく難しいことだからね。だけど、ゆっくりとではあるけれど彼らは追いつきつつあるし、これからどうなるか見ていくのが本当に楽しみだよ」