アルゼンチンで近い将来F1グランプリが復活開催される可能性はそれほど大きくなさそうだ。
2017年F1新オーナーとなったアメリカのリバティ・メディアは、新たなグランプリを開拓し、現在21戦となっている年間F1レース数を25ほどに増やしたいと考えている。
リバティ・メディアはすでに2020年からベトナムGPをカレンダーに加えることを発表しているが、現在それ以外にもデンマーク、フィンランドなどで開催計画が進められていると考えられている。
さらに、最近『Independent(インデペンデント)』が報じたところによれば、リバティ・メディアは「フィリピン・グランプリ」という語の商標登録を行ったという。現時点では、リバティ・メディアはこの報道に関してはコメントを行っていない。
一方、1998年までF1が開催されていたアルゼンチンでもF1が復活するのではないかとの推測も少し前からささやかれている。
アルゼンチンでのF1は、かつてはブエノスアイレス・サーキットと呼ばれることもあるアウトドローモ・オスカル・アルフレード・ガルベスで開催されていた。
だが、最近のうわさによれば、2007年に完成したアウトドローモ・テルマス・デ・リオ・オンドが新たなアルゼンチンGPの舞台となるだろうと言われている。
サンティアゴ・デル・エステロ州に位置するこのサーキットでは現在世界最高峰二輪選手権であるMotoGPも開催されている。
だが、このサーキットにF1を誘致する計画はあるかと質問されたサンティアゴ・デル・エステロ州の観光担当大臣リカルド・ソーサは、スペインの『Marca(マルカ)』に次のように答えている。
「F1を夢見てはいる。だが、我々は現実的だし、今はMotoGPとやっているよ」