ルイス・ハミルトン(メルセデス)とセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)は、2019年F1シーズンにはレッドブル・ホンダのマックス・フェルスタッペンがタイトル争いにからんでくるかもしれないと考えている。
レッドブルは昨年まで在籍していたダニエル・リカルドがルノーへ移籍したため、トロロッソからピエール・ガスリーを昇格させてマックス・フェルスタッペンのチームメートに据えている。
リカルドがレッドブルを去る決断をした理由のひとつは、ひとつには今年からエンジンパートナーとなるホンダに不安を抱いたためだと言われている。
だが、フェルスタッペンはそのホンダに大きな期待を寄せており、今季はタイトル争いさえできるかもしれないとたびたび口にしてきている。
■クルマ次第ではフェルスタッペンもチャンピオン候補に
2018年に通算5回目のF1ドライバーズタイトルを獲得したハミルトンはそのフェルスタッペンについて次のように語った。
「マックスは昨年を通じてすごくうまく走ったし、一貫性を示していた」
「彼は何度も僕たちのすぐそばにいたよ。だから、もし彼のチームがいい仕事をして僕たちとこれまで以上に接近戦を演じることができる基盤(F1マシン)を彼に与えることができれば、もちろん彼も(タイトル)争いにからんでくるだろうね」
■フェルスタッペンは間違いなくトップドライバー
一方、昨年もハミルトンに敗れてしまったベッテルもフェルスタッペンにはタイトルを狙えるだけの力があると見ている。
「彼はすべての要素を手にしていると思うよ」
そう語った31歳のベッテルは、21歳のフェルスタッペンについて次のように付け加えた。
「そういう資質を持つドライバーは一握りだと思うけど、マックスは間違いなくそのうちのひとりだね」