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ロバート・クビサの復帰をよろこぶザナルディ

2019年01月24日(木)10:44 am

かつてレース中の大事故で両足切断という大けがを負ったアレックス・ザナルディが、ロバート・クビサが9年ぶりにF1復帰を果たすことを歓迎するコメントを行った。

1990年代前半にジョーダン、ミナルディ、ロータスなどでF1に出走したザナルディだが、1994年を最後にシート獲得の望みが絶たれると、1996年からアメリカに渡り、現在のインディカーシリーズの母体のひとつでもあるCARTへの参戦を開始。

そして1997年と1998年にCARTチャンピオンとなったザナルディは1999年にウィリアムズからF1復帰を果たす。しかし、F1ではまたも結果を残せず、その年の日本GPを最後に再びF1から姿を消してしまった。

2001年に再びCARTに復帰したザナルディだったが、ドイツのラウジッツリンクで開催された第16戦で起きた大クラッシュにより、両足を切断するという大けがを負ってしまった。

しかし、ザナルディはその後懸命なリハビリによりツーリングカーでレースに復帰し、ロンドンパラリンピックとリオデジャネイロパラリンピックではハンドサイクル金メダリストに輝くという活躍を見せたことでよく知られている。

そのザナルディは、自分と同じように大けがによるハンディキャップを抱えながら、それを乗り越えて今年F1復帰を果たすことになったロバート・クビサ(ウィリアムズ)について質問されると次のように答えた。

「私と同じように、彼は以前できていたことをすべて同じようにすることができないという制約を抱えている。それは障がいと呼ばれている。だが、それは(絶対的なものではなく)むしろ相対的なものなんだ」

「飛べる人間なんて誰もいない。だけど我々はその難問に取り組み、今では飛行機を使うのが普通のことになっているよ」とザナルディは付け加えた。

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