『レース・オブ・チャンピオンズ2019』(ROC、2019年1月19日〜20日)がメキシコ・シティにあるエルマノス・ロドリゲス・サーキットのスタジアムセクション“フォロ・ソル”で開催され、国別対抗戦のネイションズカップ決勝でノルディック・チームが優勝した。
■ドイツvsノルディック
決勝に進んだのは、ドイツ・チームとノルディック・チーム。ドイツ・チームは4度のF1王者セバスチャン・ベッテルと7度のF1王者ミハエル・シューマッハの息子ミック。対するノルディック・チームは、9度のル・マン24時間レース王者トム・クリステンセンと2度のFIA世界ラリークロス王者ヨハン・クリストファーソンのコンビだ。
決勝ではまずベッテルとクリステンセンが対戦し、クリステンセンが勝利。ル・マン王者の実力を見せつけた。
続くシューマッハ対クリストファーソンではシューマッハが完勝。近い将来F1デビューが決定的と言われているシューマッハが父親譲りの実力を見せつけた。
1-1で迎えた最終戦では、シューマッハとクリステンセンが勝負。壮絶な戦いを繰り広げたが、クリステンセンが0.3432秒上回り、ノルディック・チームが優勝した。
■初出場のミック・シューマッハ
「素晴らしい経験だったし、セバスチャンと共に走れたのは特別なことだった。彼は素晴らしい仕事をしていたし、彼なしで我々ドイツ・チームは決勝に進出できなかっただろうね。僕たちはROCネイションズカップで良い走りができてうれしいよ。我々はうまくやったよ。勝つためには十分ではなかったけど、2位もそれほど悪くないね」
「メキシコのファンにとっては、様々な国籍のドライバーを見られて素晴らしいことだね。多くのことを得られたけれど、僕は何人かの伝説的なドライバーと最後まで戦えてうれしいよ。エリオ・カストロネベスとの1レースでは、姉のジーナを助手席に乗せたんだ。僕は勝てたから彼女は幸運の女神だね。彼女と一緒に勝ててハッピーだったよ。」