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2018年のベッテルは“別人”だったとフェラーリの元幹部

2019年01月17日(木)17:08 pm

2015年までフェラーリのスポーティングディレクターを務め、その後昨年までフェラーリのドライバー育成プログラムとして知られる“アカデミー”の責任者を務めていたマッシモ・リボラが、2018年シーズンには自分の知らないセバスチャン・ベッテルを見たと語った。

フェラーリへ移籍する前、2008年までトロロッソに在籍していたリボラは2年間ベッテルと共に仕事をしてきた経験を持っている。

そのリボラは、シーズン前半まではドライバーズタイトル最有力候補と見なされていたものの、シーズンが後半に入るとなぜかミスを多発するなどスランプに陥ってしまった2018年シーズンのベッテルについてイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語った。

「何が起きたのか、私には分からない」

「どんなアスリートだって、最高であるためには完璧なバランスを保つ必要がある。2018年のベッテルのことは分からない。私が知っているベッテルとは別人だった」

リボラはさらに、アカデミー責任者として自分が目をかけてきたシャルル・ルクレールが今年からベッテルのチームメートとなることに関して質問されると、「私はルクレールが彼らしくあり続けることを期待するだけだ」と答えている。

ベッテルとルクレールは、今季はマッティア・ビノットという新たなチーム代表とともに戦うことになる。その新チーム代表のビノットについてコメントを求められたリボラは次のように語った。

「マッティアが平穏に仕事をすることができるよう願っている。だが、それはマラネロ(フェラーリ)では簡単なことではないよ」

「彼が成功を収めるための資質を備えているのは間違いないけれどね」

リボラは昨シーズンを最後にF1から離れ、今季は世界最高峰二輪選手権として知られるMotoGPでアプリリアチームの責任者を務めることになっている。リボラはそれに関して次のように語っている。

「フェラーリを去るのは決して簡単なことではなかったよ。だが、アプリリアで新たな挑戦ができるのをうれしく思っている」

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