ロシア人ドライバーのセルゲイ・シロトキンが、F1復帰は自分にとって「長期的目標」という位置づけになるだろうと認めた。
ロシアのSMP銀行による支援を受けているシロトキンは2018年にウィリアムズで念願のF1デビューを飾った。だが、ウィリアムズは2019年シーズンをメルセデスの育成ドライバーであるジョージ・ラッセルと9年ぶりのF1復帰となるロバート・クビサのコンビで戦うことを決定。シロトキンはわずか1年でF1シートを失ってしまった。
ウィリアムズのシート喪失が決まったシロトキンは今後SMPレーシングからWEC(世界耐久選手権)に出走することになると言われている。
だが、シロトキンはそれにとどまらず、アウディのDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)マシンをテストしており、今週にはモロッコでフォーミュラEマシンのテストも行っている。
「僕の一番の目標はF1のスターティンググリッドに復帰することだよ」
モロッコのマラケシュでそう語った23歳のシロトキンは次のように続けた。
「それがすぐに達成できるかどうか今はまだ分からないし、当面は中長期的な課題としてとらえているよ」
「現時点で分かっていることは、僕はSMPレーシングからLMP1(WECの最高峰カテゴリー)で何レースか走ることになるだろうということだ。多分次のレースからね。だからそのための準備もすることになる」
「そして、それ以外の可能性も明らかになってくるだろう。まだ交渉が始まったばかりだし、僕が何をすることになるのかはまだ分からないんだ」