セルジオ・ペレスが、自分がレーシングポイントF1チームにおいてナンバー2処遇を受けるというような心配はしていないと主張した。
チーム破綻の危機にあったフォース・インディアだが、昨シーズン中盤に新オーナーによって買収され、今年はレーシングポイントF1チームという名称でエントリー手続きがされている。
今後別の名前に変更される可能性もあるとされているレーシングポイントだが、そのオーナーとなったのはカナダの大富豪ローレンス・ストロールが率いる投資家集団だ。
そしてもちろん、ローレンスの息子であるランス・ストロールは昨年まで在籍したウィリアムズを離れ、今年は父親がオーナーを務めるレーシングポイントで走ることになっている。
2014年からフォース・インディアで走ってきたペレスは今年で9年目のF1シーズンを迎えるベテランだ。一方、チームメートとなるストロールはまだ3年目であり、その経験の差はかなり大きいものの、チームオーナーの息子がチーム内で事実上のナンバー1処遇を受けるのではないかと考えているF1関係者もいるようだ。
だが、そのことについて質問を受けたペレスは次のように答えた。
「そういう変化はないと思うよ」
「結局のところ、チームが成功を収めることがチーム全体にとっての利益だし、それはチームオーナーにとっても同じだからね」
「そうするためには両方のクルマが100%であることが必要だし、チームは可能な限り早く開発を進めていかなくてはならないんだ」
ペレスは、そのためにも、ストロールが来るのは歓迎すべきことだと主張している。
「彼は素晴らしいひとたちと素晴らしいエンジニアがいる素晴らしいチームにやってくる。彼はそこで大きく成長することになるだろう。それはチームにとって素晴らしいことだと僕は思っているよ」
今月の26日(土)に29回目の誕生日を迎えることになるメキシコ人ドライバーはそう語ると、次のように付け加えた。
「僕たちに必要な指針はすべてそろっていると思う。予算が必要なだけだ。僕たちは来年(2019年)大きな驚きをもたらすことができると思っているよ」