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エステバン・オコン「F1復帰に向けて100%集中していく」

2019年01月11日(金)5:15 am

2019年のF1シート獲得がならなかったエステバン・オコンが、F1復帰に備えてメルセデスで与えられた役割に集中していくと語った。

メルセデスと育成ドライバー契約を結んでいるオコンは2016年のF1第13戦ベルギーGPでメルセデスがエンジン供給を行っていたマノーからF1デビュー。2017年にはフォース・インディアのシートを獲得し、経験豊かなチームメートのセルジオ・ペレスとたびたびバトルを展開するアグレッシブな走りを見せた。

2018年もフォース・インディアで続投となったオコンだったが、シーズン途中でチームがランス・ストロール(2018年はウィリアムズに所属)の父親によって買収されたことでその年限りでのチーム離脱が確定。結局ほかのチームのシート獲得もならず、今年はメルセデスのリザーブドライバーを務めることになったものだ。

だが、2020年のF1復帰を目指す22歳のオコンは、母国フランスのモータースポーツ専門誌『Auto Hebdo(オト・エブド)』に次のように語っている。

「僕はすべてのグランプリに帯同するし、どこかの時点で復帰することになった場合に備えてすべての情報が与えられることになっているんだ」

「F1では何か起きるか分からないしね」

メルセデスのリザーブドライバーとしてルイス・ハミルトンとバルテリ・ボッタスのサポート役を務めることになるオコンだが、今年はかなり多忙なシーズンを送ることになるだろうと次のように続けた。

「僕は(金曜日の)フリー走行2回目が終わったら(イギリスにあるファクトリーで)シミュレーター作業を行い、ルイスとバルテリの予選のため理想的な準備ができるようクルマに対するあらゆる調整の可能性をテストすることになるんだ」

「その後、僕は土曜の朝に飛行機に乗り、その日のうちにはサーキットに顔を出すことになるよ」

今季は浪人生活を送ることを余儀なくされたオコンだが、それでもメルセデスで新たな役割を与えられたことにより、F1復帰に100パーセント集中できる環境にいられることに満足しているようだ。

「いつかはF1チャンピオンになりたいんだ。それが僕の目標であり夢だからね」

「もちろん、今シーズンは走ることができなくて残念だけど、僕はF1に焦点を合わせ続けているし、これが最善の選択だと思っている」

そう語ったオコンは次のように締めくくっている。

「その後、もし2020年にシートを見つけることができなければ、僕はどこかほかのところへ行くことになるだろう。僕にはレースを続けることが必要だからね」

F1関係者の中には、ボッタスが今季非常にいいパフォーマンスを見せることができなければ、2020年にはオコンがそのシートを奪うことになるだろうと考えている者も多いようだ。

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