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【マクラーレンF1】復活に向けて再編 ポルシェやBMWを成功に導いてきた“優勝請負人”を起用

2019年01月10日(木)23:31 pm

マクラーレンF1チームは、ポルシェLMP1チームを代表として率いてきたアンドレアス・ザイドルをマネージング・ディレクターに任命したことを発表した。

ザイドルはF1に関するすべての面で責任を持つことになり、マクラーレン・レーシングのCEOであるザック・ブラウンに報告する立場になる。これはF1チームのパフォーマンス復活に向けた長期的戦略の一環だ。

■実力者、アンドレアス・ザイドル

ザイドルは、ミュンヘン工科大学を卒業し、機械工学の学位を取得。2000年から2006年までBMWモータースポーツで働き、2009年までBMWザウバーのトラック・オペレーション責任者として働いていた。BMWがDTMに復帰した時はレーシングディレクターとして率いてすぐにタイトルを獲得している。

その後、ザイドルは2014年からポルシェLMP1チームを監督として率いて、2015年から2017年まで3年連続でル・マン24時間レースを制した。ポルシェは2017年限りでLMP1から撤退したが、2019年末からフォーミュラE(第6シーズン)への参戦を発表。フォーミュラEプログラムの技術開発および遂行についても、ザイドルが責任者として任命されていた。

■ザック・ブラウン(マクラーレン・レーシング、CEO)

「アンドレアスがマクラーレンに加入してF1の技術および運用プログラムを率いてくれることを嬉しく思うよ。これは2つの面で我々にとって重要なことだ。

まず第一に、我々の“F1パフォーマンス回復計画”と“F1への長期的なコミットメント”におけるもう一つの重要なステップだ。

第二に、F1プログラムに集中する上級管理職を置くことは、時間をかけてF1以外の世界的なモータースポーツに拡大していくというマクラーレン・レーシングの長期的戦略において不可欠な部分だ。

アンドレアスは、彼が関わってきたすべての分野で成功を収めてきた実績のある、非常に有能なリーダーだ。彼と一緒に仕事をすることを楽しみにしているよ。」

■アンドレアス・ザイドル(新マネージング・ディレクター)

「大変光栄な挑戦となるが、挑戦の準備はできている。マクラーレンのような伝統あるチームに貢献する機会を得られたことは本当に特別で刺激的だよ」

「マクラーレンにはビジョン、リーダーシップ、そして経験があるが、最も重要なのは、トップ争いに戻ろうとする“人”なんだ。それが私が取り組むべきことであり使命だ。チームに加入して、マクラーレンの同僚、パートナーのルノー、そしてもちろん、カルロス(・サインツ)とランド(・ノリス)と共に仕事を始めるのが待ちきれないよ。」

ザイドルは“2019年中に”チームに加わるとしており、いつから加入するかはまだ発表されていない。2月14日に予定されている2019年新車発表時にザイドルが登場するかもまだ未定だ。

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