バルテリ・ボッタス(メルセデス)が主要スポンサーを失ったことが明らかとなった。
これまでフィンランドの複合企業であるウィフリがボッタスのメインスポンサーとしてこれまでのキャリアを通じて支援を行ってきていた。
だが、このほどそのウィフリがボッタスのスポンサーを降りたことが明らかとなった。
■ボッタスは2018年の結果が悪すぎた
フィンランドの『Ilta-Sanomat(イルタ・サノマット)』紙によれば、ウィフリを率いるアンティ・アールニオ・ウィフリがF1でスポンサーを続けることの「負担があまりにも大きくなった」ことがその理由だと語ったという。
アールニオ・ウィフリはさらに、2018年のボッタスのパフォーマンスが思わしくなかったことも今回スポンサーを降りることにした理由のひとつだと語り、次のように続けた。
「彼自身のミスによるものではない部分もあった。だが、シーズン終盤の彼は非常に弱かったと思っている」
「ハミルトンのチームメートを務めるのは難しいことだ。しかし、バルテリはほかの大勢にもついていけなかった。かなり情けない結果だったよ」
ボッタスにとって、ウィフリはこれまでのレーシングキャリアを通じてずっと支援を受けてきた重要なスポンサーだ。そのウィフリを失ったことはボッタスにとって大きな打撃になりそうだ。
■影響はないとボッタスのマネジャー
だが、ボッタスのビジネスマネジャーを務めるヴィル・アフティアイネンはフィンランドのテレビ局『MTV』に、ウィフリを失ったとは言え、これで世界が終わるわけではないと次のように主張している。
「ウィフリはバルテリの旅において素晴らしい支援者だった。だが、我々は非常によい状況にある」
「かなり近いうちにパートナーに関するいい発表ができるだろう。このことがバルテリの状況に影響を及ぼすことはまったくないよ」
アールニオ・ウィフリも、もはや自分たちのボッタスに対する役割は終わったのだと示唆している。
契約解消の話をした際、ボッタスは「少し残念がった」ものの「理解した」と語ったアールニオ・ウィフリは次のように付け加えた。
「彼はそのキャリアにおいて、成功するために十分稼ぐことができる段階にいる。彼はそれを必要としていないよ」