2016年から始まったファン投票によりそのレースの印象的なドライバーを決定する『ドライバー・オブ・ザ・デイ』。2018年は全21戦で選ばれた。
■【ランキング】2018年ドライバー・オブ・ザ・デイ
ファンが選んだ全21GPのドライバー・オブ・ザ・デイ獲得回数をランキングにすると、レッドブルの2人のドライバーで合計10回獲得しており、熱い走りでファンを楽しませていたことがわかる。
また、8名のドライバーがファンに選ばれているが、そのうちの2名は新人のピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)とシャルル・ルクレール(アルファロメオ・ザウバー)だ。どちらもレッドブルとフェラーリへの移籍が決まっており、ファンもその才能を高く評価していた。
6回 マックス・フェルスタッペン(レッドブル)
4回 ダニエル・リカルド(レッドブル)
3回 ルイス・ハミルトン(メルセデス)
3回 セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)
2回 フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ルノー)
1回 ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)
1回 シャルル・ルクレール(アルファロメオ・ザウバー)
1回 キミ・ライコネン(フェラーリ)
以下は、各グランプリ毎に選出されたドライバー・オブ・ザ・デイの結果だ。
■第1戦F1オーストラリアGP:フェルナンド・アロンソ
2度の世界王者フェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ルノー)が、開幕戦で予選10番手から5位フィニッシュし、2016年アメリカGP以来の最高の結果をチームにもたらした。
●【レース結果】第1戦F1オーストラリアGP
■第2戦F1バーレーンGP:ピエール・ガスリー
ピエール・ガスリー(トロロッソ・ホンダ)が、空力パッケージのアップデート、ホンダPUの改良、そして7グランプリ目とは思えない驚くべきドライブを披露し、予選5番手から4位という素晴らしい結果をチームにもたらした。
●【レース結果】第2戦F1バーレーンGP
■第3戦F1中国GP:ダニエル・リカルド
レッドブルはセーフティカーがコースインした時に素晴らしい戦F1略でリカルドをピットインさせ、予選6番手から勝利を手に入れた。
●【レース結果】第3戦F1 中国GP
■第4戦F1アゼルバイジャンGP:シャルル・ルクレール
高速のバクー市街地サーキットで、モナコ出身の新人シャルル・ルクレールは予選13番手から6位に入賞。非常に成熟したドライビングを見せ、F1初ポイントを獲得した。
●【レース結果】第4戦F1アゼルバイジャンGP
■第5戦F1スペインGP:ルイス・ハミルトン
ヨーロッパラウンドのスタートとなるスペインGPで、ポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)が2位を20秒以上引き離す圧勝を飾った。
●【レース結果】第5戦F1スペインGP
■第6戦F1モナコGP:ダニエル・リカルド
モナコで勝つことは非常に難しいことだが、ポールポジションからスタートしたダニエル・リカルドはPU問題を抱え、かつギアボックスも8速のうち6つだけを使って英雄的な勝利を飾った。
●【レース結果】第6戦F1モナコGP
■第7戦F1カナダGP:セバスチャン・ベッテル
完璧なドライビングは滅多にないことだが、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)はポールポジションから逃げ切って完璧な勝利を飾った。カナダGPで3年連続勝利していたルイス・ハミルトン(メルセデス)の記録をストップした。
●【レース結果】第7戦F1カナダGP
■第8戦F1フランスGP:セバスチャン・ベッテル
スタート直後の1コーナーで予選3番手のセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)とバルテリ・ボッタス(メルセデス)が接触し、優勝のチャンスは台無しになったものの、ベッテルは猛チャージで追い上げ5位フィニッシュした。
●【レース結果】第8戦F1フランスGP
■第9戦F1オーストリアGP:マックス・フェルスタッペン
予選4番手だったマックス・フェルスタッペン(レッドブル)は、メルセデスAMGの2台がリタイアしたことにも助けられ、F1通算4勝目を挙げた。
●【レース結果】第9戦F1オーストリアGP
■第10戦F1イギリスGP:ルイス・ハミルトン
母国での6勝目を目指してポールポジションからスタートしたルイス・ハミルトン(メルセデス)だったが、勝利を手にすることはできなかった。結果は2位だったが、猛チャージして追い上げる姿を見たファンが彼をドライバー・オブ・ザ・デイに選出した。
●【レース結果】第10戦F1イギリスGP
■第11戦F1ドイツGP:ルイス・ハミルトン
ポールポジションからスタートしたセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)が、雨が降る中でまさかの単独クラッシュ。予選14番手だったルイス・ハミルトン(メルセデス)は雨の中で素晴らしい走りを魅せた。
●【レース結果】第11戦F1ドイツGP
■第12戦F1ハンガリーGP:ダニエル・リカルド
レース終盤、ダニエル・リカルド(レッドブル)はバルテリ・ボッタス(メルセデス)と接触してしまい悔しい4位フィニッシュ。しかし予選12番手から追い上げた走りは見事だった。
●【レース結果】第12戦F1ハンガリーGP
■第13戦F1ベルギーGP:セバスチャン・ベッテル
予選2番手スタートのセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がオープニングラップで力強く動いたことで、チャンピオンシップでライバルのルイス・ハミルトン(メルセデス)をリード。その後は状況をコントロールしながらフィニッシュした。
●【レース結果】第13戦F1ベルギーGP
■第14戦F1イタリアGP:キミ・ライコネン
久々のポールポジションからスタートしたキミ・ライコネン(フェラーリ)だったが、ルイス・ハミルトン(メルセデス)を抑えきれず2位フィニッシュ。ティフォシ(熱狂的なフェラーリファン)の前でF1で100回目の表彰台を獲得した。
●【レース結果】第14戦F1イタリアGP
■第15戦F1シンガポールGP:マックス・フェルスタッペン
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)は予選でセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)を上回る2番手を獲得し、決勝レースでも2位フィニッシュをした。
●【レース結果】第15戦F1シンガポールGP
■第16戦F1ロシアGP:マックス・フェルスタッペン
マックス・フェルスタッペン(レッドブル)はエンジンペナルティにより19番グリッドからのスタートとなったが、驚くべき走りで5位フィニッシュを果たした。
●【レース結果】第16戦F1ロシアGP
■第17戦F1日本GP:ダニエル・リカルド
ダニエル・リカルド(レッドブル)は予選15番手から追い上げ4位フィニッシュを果たした。
●【レース結果】第17戦F1日本GP
■第18戦F1アメリカGP:マックス・フェルスタッペン
18番グリッドスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だったが、驚くべき走りで2位表彰台を獲得した。
●【レース結果】第18戦F1アメリカGP
■第19戦F1メキシコGP:マックス・フェルスタッペン
わずかな差でチームメートのダニエル・リカルド(レッドブル)にポールポジションを奪われたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だったが、レースでミスをすることなく、今シーズン2勝目を挙げた。
●【レース結果】第19戦F1メキシコGP
■第20戦F1ブラジルGP:マックス・フェルスタッペン
予選5番手からスタートしたマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だったが、バックマーカーと接触してしまい勝利を逃してしまった。しかし、ファンのハートはガッチリ獲得した。
●【レース結果】第20戦F1ブラジルGP
■第21戦F1アブダビGP:フェルナンド・アロンソ
(今のところ・・・)最後のグランプリを走り終えた2冠のフェルナンド・アロンソ(マクラーレン・ルノー)がドライバー・オブ・ザ・デイを獲得した。最後のグランプリは予選15番手からスタートし、ポイントまであと一歩の11位で311回目のグランプリを終えている。
●【レース結果】第21戦F1アブダビGP