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バンドーン「来年はメルセデスの一員としてF1復帰のチャンスをうかがう」

2018年12月25日(火)18:53 pm

2018年シーズン限りでマクラーレンのシートを失ったストフェル・バンドーンだが、2019年はフォーミュラEに出走しながら、メルセデスF1チームの開発担当ドライバーとしてF1復帰のチャンスを探すことになる。

マクラーレン離脱が確定した後、その去就に注目されていたベルギー出身ドライバーのバンドーンだが、メルセデスの支援を受けるHWAレースラブでフォーミュラEを戦うことになっており、すでに15日(土)にサウジアラビアで行われた2018-2019年シーズンの開幕戦でデビューを飾っている。

メルセデスのモータースポーツ担当エグゼクティブディレクターであるトト・ヴォルフは、バンドーンがメルセデスのF1チームとも密接な関係を持つことになるだろうと示唆していたが、バンドーンはF1公式ウェブサイトに次のように語っている。

「僕は彼ら(メルセデス)にかかわっていくことになるよ。僕は彼らのF1チームのためにシミュレーション作業をすることになる」

「それは僕にとってもワクワクする役目だよ。F1界との関係を保つことができ、F1チャンピオンとなる可能性も残るわけだからね。僕にとってはすごく興味深い動きになるよ」

「僕は彼らに多くの新鮮なアイデアをもたらすことができるはずさ。だけど、僕にとってもこれまでとは違う経験ができる。F1ではマクラーレンでしか働いたことがなかったからね。だから新たな環境でやれることにワクワクしているよ」

バンドーンは、可能性はそれほど大きいとは言えないものの、自分もまたF1グリッドにつくチャンスがあるはずだと考えている。

2019年にはいったんF1の表舞台から姿を消していたロバート・クビサ(ウィリアムズ)やダニール・クビアト(トロロッソ)が復帰を果たすことになっている。特にクビアトの場合は2018年にはフェラーリのシミュレーター担当ドライバーを務めていただけに、バンドーンにも同じようなチャンスが巡ってこないという理由はないだろう。

「この世界との関係を維持できるのは間違いなくいいことだよ。今後何が起きるかなんて誰にも分からないからね」

「メルセデスに関わり、そこでいい仕事をすることができれば、僕にどういう力があるのかを彼らにはっきりと示すいい機会になる。そして、今後ドライバー市場がどうなっていくのかもまだ分からない」

そう続けた26歳のバンドーンは次のように付け加えた。

「今シーズンはちょっとばかりすごかったけれど、来年がどうなるかは分からない。予想もつかないよ。だから関係を維持することができ、どういう事態にも対応できるよう備えられるのはいいことだよ」

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