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「レッドブルはホンダに関して事実を語っていない」とルノー

2018年12月21日(金)16:55 pm

ルノーF1プロジェクトを率いるシリル・アビテブール(マネジングディレクター)が、自分たちと決別し、2019年からホンダを新たなエンジンパートナーに迎えることにしたレッドブルは本当のことを隠していると批判した。

2010年から2013年まで4年連続でF1ドライバーズタイトルとコンストラクターズタイトルを独占したレッドブル・ルノーだが、2014年にPU(パワーユニット)と呼ばれる現行F1エンジンルールが導入されるとメルセデスが圧倒的な強さを発揮。以降レッドブルの記録を抜く5年連続のタイトル独占を実現している。

2014年以降関係が悪化の一途をたどっていたレッドブルとルノーだが、レッドブルはついに2018年限りでルノーとの関係を解消し、2019年からはホンダにスイッチすることを決定。レッドブルは以降ホンダへの期待感を強くアピールし続けている。

当然、ルノーではこうしたレッドブルの姿勢を快く思ってはいない。アビテブールは『Motorsport-Magazine.com』に対し、次のようなレッドブル批判を展開している。

「ホンダは我々よりもまだ20キロワット(約15馬力)劣っているよ」

「レッドブルがどう言っているかは知っているが、彼らは事実を隠しているし、データを操作しているんだ。私は彼らのコミュニケーション戦略についてよく知っているが、そこには事実は何もないよ」

「最終的には、ホンダが我々よりも20キロワット劣っており、彼らが現在の位置から向上することはできなかったという結末が見えてくるだろうね」

このアビテブールのコメントに対し、レッドブル首脳のひとりであるヘルムート・マルコ(モータースポーツアドバイザー)は次のようにやりかえしている。

「このことについて話し合う必要などないよ。来年になれば我々がどういう位置にいるか見えてくるんだからね。アビテブール氏はこれからも楽しい空想にふけり続けるんだろうが、来年になればすべてがはっきりするよ」

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