トロロッソのチーム代表を務めるフランツ・トストが、2019年シーズン中にはホンダがメルセデスやフェラーリとのギャップを完全に縮めるだろうと語った。
2019年にはレッドブル・ホンダが誕生することになるが、ジュニアチームのトロロッソは一足早く2018年シーズンをホンダエンジンで戦ってきている。これがレッドブル・ホンダのプロジェクトを成功に導くための準備期間であったことは明らかだ。
そして2019年も同じホンダエンジンを搭載するトロロッソが、シニアチームであるレッドブルをより強力にサポートするための体制が整えられているのも間違いない。
■来季はレッドブルとトロロッソが多くのパーツを共有
「我々は同じエンジンを使うことになるため、ほかにも多くの相乗効果が期待できる」
『Speedweek(スピードウィーク)』にそう語ったトストは次のように続けた。
「トロロッソはレッドブル・レーシングとギアボックス、リアサスペンションすべて、そしてフロントサスペンションやほかのパーツ類を共有することになる」
「それによってリソースを倹約できるとともにパフォーマンスの向上が期待できるよ」
■ホンダは来期中にメルセデスやフェラーリに追いつく
トストはさらに、2019年のホンダエンジンはメルセデスやフェラーリに匹敵するパフォーマンスを実現するだろうと次のように語っている。
「パフォーマンスに関しては、ホンダはメルセデスやフェラーリとの差を縮めてきている」
「次の開発段階において深刻な問題が発生するようなことさえなければ、ホンダは2019年シーズンを通じて完璧にそのギャップを埋められるだろう」
■トロロッソの新車発表は2月中旬
そう語ったトストは、トロロッソの2019年型F1マシンの公開日について質問されると次のように答えた。
「発表は(2019年の)7週目(2月中旬)に予定している。どのように発表するか、現在さまざまなシナリオについて話し合っているところだよ」