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ライコネン加入は「天の恵み」だとザウバーのボス

2018年12月20日(木)17:14 pm

2019年F1シーズンにはザウバーがこれまで以上の注目を集めることになりそうだ。

■チーム消滅の危機を乗り越えたザウバー

2年前には存続の危機にさらされていたスイスに拠点を構えるプライベートF1チームのザウバーだが、2016年7月にロングボウ・ファイナンスSAを新オーナーとして迎えたことでなんとかその苦境を脱出。

その後、前チーム代表のモニシャ・カルテンボーンに代わって2017年7月に新代表に就任したフレデリック・バスールは、ホンダとの2018年エンジン供給契約を白紙に戻してフェラーリとの関係強化に動いた。

そして、当時フェラーリの会長であったセルジオ・マルキオンネの支援により2018年からアルファロメオをタイトルスポンサーに迎えるとチームのパフォーマンスも大きく向上。この年F1デビューを飾ったフェラーリの秘蔵っ子シャルル・ルクレールの活躍もあり、チームランキングも最下位から8位に浮上している。

■スタッフ採用にアルファロメオブランドが大きく貢献

バスールは、チームの勢いをさらに強めていくためにスタッフ数もさらに増やすつもりだとスイスの『Blick(ブリック)』に次のように語った。

「以前は320人ほどだったが、今では430人に増えているよ」

「エンジニアだけで50人以上を採用したんだ。それでも、2019年に向けてはまだ35人足りない状況だ」

「アルファロメオという名前によって採用もしやすくなったよ。すごくいいチーム名になったからね」

■ライコネン加入でさらなる飛躍を期待

そのザウバーに対する注目度が2019年にはさらにアップするのは間違いないだろう。なぜなら、今季限りでフェラーリを離脱したキミ・ライコネンがドライバーを務めることになるからだ。

「キミは天の恵みだよ。我々は理解し合っているし、何のごまかしもなく、明確に合意しているんだ」

そう語ったバスールは、2007年のF1チャンピオンであるライコネンの加入によりチームもさらに成長できるはずだと次のように付け加えた。

「キミは我々を助けることができるし、ファクトリーにもたびたび足を運んでいる。それにアントニオ(ジョビナッツィ)もフェラーリで多くを学んできたし、今年はシミュレーターで7万5千キロメートルを走破したそうだ」

■2019年型車発表は2月中旬

最後に、ザウバーの2019年型F1マシンがお披露目されるのはいつになるのかと質問されたバスールは次のように答えている。

「2月中旬になるだろう。バルセロナでのテストが始まる少し前かな。みんながワクワクしているし、やる気に満ちているよ」

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