マックス・フェルスタッペンが、レッドブルが2018年シーズン限りでチームを離れることになったダニエル・リカルドの後任としてトロロッソに所属していたピエール・ガスリーを自分の新たなチームメートとして選択したことに満足していると語った。
■リカルドのルノー移籍は理解できない
2019年にはレッドブルでの4年目のシーズンを迎えることになるフェルスタッペンだが、リカルドがどうしてレッドブルを離脱して戦闘力の劣るルノーへ移籍することにしたのかは理解できないと母国オランダの『Formule 1(フォーミュレ1)』に次のように語った。
「彼(リカルド)はすでにレッドブルの大ボスであるディートリッヒ・マテシッツに約束していたんだ。だから僕には理解できなかったし、チームの全員が理解できていないよ」
「だけど、僕はそのことについて彼と話したことは一度もない。それは僕の問題ではないからね」
■ガスリー抜擢にはフェルスタッペンの影響力も?
F1関係者の中には、リカルドがルノー移籍を決めたのは2019年から搭載するホンダエンジンに不安を感じたためではないかと考えている者もいれば、レッドブル内でフェルスタッペンの存在が大きくなってきていることがその最大の理由だったのだろうと考えている者もいる。
実際のところ、レッドブル内におけるフェルスタッペンの影響力が増してきているのは確かなようだ。フェルスタッペンは、チームがリカルドの後任ドライバーを決定するにあたって、ある程度の影響力を及ぼした可能性を示唆し次のように語った。
「最終的にイエスあるいはノーと言うのは僕じゃないよ。僕が決めることではないからね」
「だけど、僕はチームにどうすればうまくいくだろう、どうすればうまくいかないだろうということははっきりと言ったよ。そこで出した名前を言うつもりはないけれど、ピエール・ガスリーが加わることをうれしく思っているよ」
そう語ったフェルスタッペンは、次のように付け加えた。
「彼はすごくいい人物だし、すごく速いんだ。だけど、僕は誰も恐れてはいないよ。僕は誰のことも恐れないんだ」