マックス・フェルスタッペンが、2019年シーズンのレッドブル・ホンダに対しては辛抱が必要になると考えていることを認めた。
レッドブルでは長年エンジンパートナーを務めていたルノーと2018年限りで決別。2019年からはホンダを新たなパートナーとして迎えることになっている。
フェルスタッペンはこれまでルノーに対して批判的なコメントを行うことが多かったが、それは決してルノーを怒らせようとしていたわけではないと母国オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』に次にように語った。
「僕はただ状況を改善したかっただけさ」
「僕はプレッシャーによって物事を解決したいと思っているし、常に批判には耳を傾けるべきだよ。僕はそうやって育ってきたんだ」
「僕は(参加することに意義があるという)オリンピック精神でここにいるわけじゃない。勝利を求めなくてはならない。だけど、それには両方がよくなくてはだめなんだ」
そのフェルスタッペンは、2019年からレッドブルが搭載することになるホンダに対して大きな期待を抱いているとも発言してきている。
だが、フェルスタッペンはレッドブル・ホンダのプロジェクトが最初から順調に進むとも考えてはいないようだ。
「非の打ちどころのない年になるとは思っていないよ」
そう語った21歳のフェルスタッペンは次のように続けた。
「僕はこれからも辛辣だけど、このプロジェクトを信じることも必要なんだ。ホンダに対してすぐに短気を起こすわけにはいかないよ」
「4年間うまくいかなかった後、ある程度のところまで来たところだ。そして爆発的によくなることもある。だけど、ホンダの場合はそうではないよ」
「シーズンの最初からタイトル争いができるなんて期待はしていない。ただ、少し接近できることを期待しているし、そうすればルイス(ハミルトン)がやったような年にすることはできるよ。すごく一貫性のある年にね」
2019年には5年目のF1シーズンを迎えることになるフェルスタッペンはそう語ると、次のように付け加えた。
「タイトル争いに向けてはそれが重要なんだ。必ずしも最高のクルマを手にする必要はないよ」