ルノー・スポール・レーシング社長のジェローム・ストールが、ルノーのF1ワークスチームの次の目標は表彰台に上ることだと語った。
2016年からフルワークスチームとしてF1挑戦を再開したルノーだが、3年目の今年はコンストラクターズランキングでトップ3チームに次ぐ4位の成績で終えている。
しかし、まだトップ3チームとの差が大きいのも確かであり、チーム関係者もドライバーたちの中には、ルノーがもっとうまくパフォーマンス向上を果たすことも可能だったのではないかという声もある。
今年の12月31日をもって引退しルノー・スポールの社長職を離れることが決まっているストールは、2015年終盤にロータスを買収することを決めたときの見通しが少し甘かったようだと母国フランスの『Auto Hebdo(オト・エブド)』に次のように語った。
「我々はそのときのチームの状態をかなり見くびっていたんだ」
「多くの人材が去ったが、投資はほとんどされなかった。困難な状況を迎えるだろうということは分かっていたが、最終的には予想していたよりもさらに困難な状況に陥ってしまったんだ」
しかし、ルノーは将来に向けてチームを再編しようと多くの努力を払ってきたと付け加えたストールは次のように続けた。
「シリル・アビテブール(マネジングディレクター)に感謝しなくてはならないが、彼が推進役となり、我々は非常に特別な個性を持つチームとなっている。私はそのことを誇りに思うよ」
「2016年は9位、昨年は6位、そして今年は4位となった。それは我々が造り上げたすべての基盤における最初のステップなんだ」
そう述べた64歳のストールは次のように付け加えた。
「ルノーにとって次のステップは、表彰台だ」