27日(火)と28日(水)の2日間にわたってアブダビのヤス・マリーナ・サーキットでF1公式シーズン後テストが開催されている。
このテストの目的は2019年仕様のタイヤを検証することだが、テスト初日を終えたボッタスは2019年用タイヤは今年のものとそれほど違わない印象を受けたと母国フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』に次のように語った。
「違いはすごく小さいね。内部構造が少し厚くなっているからブリスターの発生は少なくなるはずだ」
「だけど、タイヤの表面は以前のものと同じようにオーバーヒートするよ。つまり、1周は全力でアタックできるけれど、その後はまたうまくいたわる必要があるってことさ」
ほとんどのF1ドライバーたちは、タイヤをいたわりながら走らせなくてはならない現在のF1に不満を抱えており、少し前には公式タイヤサプライヤーのピレリに対して苦情を申し入れたという経緯もある。
だが、フェラーリで初日のテストを担当したセバスチャン・ベッテルもピレリが用意した2019年仕様タイヤに関して、ボッタス同様の感触を得たようだ
「僕たちが交渉したのはたった3週間前だから、今回のタイヤにはそのことは何も反映されていないよ。これは長期的プロジェクトになるだろうね」
「もっと興味深いのは、来年のタイヤ選択に関することだね。ピレリがどのサーキットにどのタイヤを持ち込むかということさ」
母国ドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』にそう述べたベッテルは次のように付け加えた。
「それによって、2018年仕様タイヤと2019年仕様タイヤの違いよりも、もっと大きな違いを生み出せるだろうね」