2019年F1ピレリタイヤテスト初日は、セバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトップタイムで終えたが、スピンしてリヤウイングを損傷した。また、キミ・ライコネンはデビューしてから17年後、再びザウバーに戻ってきた。
ベッテルはセッション開始から3時間後、1コーナーでコントロールを失いリヤからウォールに軽く当たってしまい、リアウイングを損傷してしまった。午後に記録した1分36.812秒がこの日のトップタイムとなった。
10チームは、2019年ピレリタイヤテストとの比較として2018年のコンパウンドも使用しながら、その違いを確かめていた。
中古の2018年ウルトラタイヤ(パープル)を使用したマックス・フェルスタッペン(レッドブル)を除き、全ドライバーが2018年ハイパーソフト(ピンク)または2019年の最も軟らかいタイヤでこの日のベストタイムを記録している。
また、キミ・ライコネンをはじめとして、新しい顔触れが多く見られたパドックは、新鮮な雰囲気となっていた。
キミ・ライコネンはデビューから17年後、再びザウバーに戻り、カーナンバー7をつけて走行。100ラップを走行した後、ターン7のヘアピンでストップしてしまったが、トップから3秒遅れの11位でこの日の走行を終えている。
フォース・インディアは、まだ来季のシートが未発表のランス・ストロールが登場し、3番手タイムだった。
ハースのピエトロ・フィッティパルディは、PU変更のため半日以上はガレージに留まることになってしまった。
ランド・ノリス(マクラーレン)は、136周を走行して6番手タイム。明日はカルロス・サインツ(マクラーレン)が走行する。
ウィリアムズは、2019年ドライバーの2人を走らせた。F2王者でメルセデス育成のジョージ・ラッセルは42周を走行し、同じく走行したロバート・クビサから約0.25秒遅いタイムで終えた。ロバート・クビサは32周に留まっている。
最も走行距離を稼いだのはトロロッソ・ホンダのショーン・ゲラエルだ。ゲラエルは150周を走行し、12番手タイムで終えている。
“For us, today was the first day of our 2019 programme successfully completed.” Thoughts from the first day of the #AbuDhabiTest https://t.co/3Nse4SZm9K pic.twitter.com/QKCro3Cfnt
— McLaren (@McLarenF1) 2018年11月27日