今年のマックス・フェルスタッペンはかつてないほどによかった。
そう主張するのはフェルスタッペンの父親であり、自身も元F1ドライバーであるヨス・フェルスタッペンだ。
2018年シーズン序盤はミスも多く、なかなか波に乗ることができなかったフェルスタッペンだが、シーズン中盤になると落ち着きを取り戻してきた。そしてシーズン終盤は第17戦日本GP以降5戦連続で表彰台フィニッシュを達成。第19戦メキシコGPでは第9戦オーストリアGP以来となる今季2勝目もあげている。
ヨスは息子の走りについて母国オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』に次のように語った。
「アメリカはよかった。ロシアもよかった。オーストリアもよかった。ブラジルもよかった。メキシコもよかった。アブダビもよかった」
「マックスがこれほどよかったことはないよ。彼は多くを学んだし、シーズン序盤を除けばほとんど全てのレースで非常にうまくやった」
「私はマックスがレースでこれまで以上に知性を発揮し、それほどリスクを負わなくしていることに気づいているよ」
そう語ったヨスは、F1マシンの差さえなければマックスはもっと楽にレースができるはずだと次のように付け加えた。
「マックスが表彰台に上るためには、ルイス・ハミルトン(メルセデス)と比べればより多くのリスクをとる必要がある。だが、その唯一の理由は彼のクルマが(ハミルトンのものほど)よくないからさ」