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【予選レポート】トロロッソ・ホンダQ2進出ならず メルセデスが最前列独占/F1アブダビGP

2018年11月24日(土)23:41 pm

2018年のF1シーズン最終戦となる第21戦アブダビGPが24日(土)、ヤス・マリーナ・サーキット(1周5.554km)で2日目を迎え、現地時間17時(日本時間22時)から行われた予選でメルセデスのルイス・ハミルトンがポールポジションを獲得した。今季11回目、通算83回目。

●【画像:予選結果】2018年F1第21戦アブダビGP予選Q1-Q2-Q3のタイム、周回数

【予選Q1】トロロッソ・ホンダ無念のQ1敗退

18分間で行われたQ1では、まずトロロッソ・ホンダのピエール・ガスリーがトップに立ち、チームメートのブレンドン・ハートレーが2番手で続くという展開を見せる。その後上位チーム勢がタイムを出すごとに順位を下げていったトロロッソ・ホンダ勢だが、全ドライバーが最初のアタックを終えた時点ではハートレーが11番手、ガスリーが12番手に位置し、Q2進出は可能かと思われた。

ところが、Q1最後のアタックが開始されるとライバルチームのドライバーたちがタイムを短縮し、トロロッソ・ホンダ勢はじりじりと順位を下げていく。ガスリーのマシンには最後にトラブルが発生したこともあり、結局ハートレーが16番手、ガスリーが17番手で今季最後の予選をQ1敗退で終えることになった。

Q1ではセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトップに立ち、2番手にバルテリ・ボッタス、3番手にハミルトンのメルセデス勢が続いた。

Q1でノックアウトされた16番手から20番手までのドライバーは以下の通り。
16番手ブレンドン・ハートレー(トロロッソ)、17番手ピエール・ガスリー(トロロッソ)、18番手ストフェル・バンドーン(マクラーレン)、19番手セルゲイ・シロトキン(ウィリアムズ)、20番手ランス・ストロール(ウィリアムズ)。

【予選Q2】アロンソのF1最後の予選はQ2敗退

15分間で争われたQ2では、メルセデス、フェラーリ、レッドブルに加えフォース・インディア勢がここに持ち込まれたドライタイヤの中で中間に位置するウルトラソフトタイヤで最初のアタックに臨んでいく。

フォース・インディア勢はトップ10に食い込むことができず、次のアタックでは一番柔らかいコンパウンドのハイパーソフトタイヤに履き替えることを余儀なくされる結果となったが、ハミルトン、ボッタス、キミ・ライコネン(フェラーリ)、ベッテル、ダニエル・リカルド(レッドブル)のトップ3チーム勢は順当に上位を占め、明日の決勝をウルトラソフトタイヤでスタートできる状況をほぼ確定させた。

だが、トップ3チーム勢の中で最後にコースに出たマックス・フェルスタッペン(レッドブル)だけがうまくタイムをまとめることができずQ3進出に向けてギリギリのラインとなる10番手にとどまった。

フォース・インディア勢とフェルスタッペンも2回目のアタックではハイパーソフトタイヤを装着。フェルスタッペンは2番手タイムを刻み、トップ3チーム勢の中では唯一決勝をこのハイパーソフトタイヤでスタートすることが確定。

フォース・インディア勢はエステバン・オコンがQ3進出を決めたものの、セルジオ・ペレスはQ3進出を逃した。

また、このグランプリがF1最後のレースとなるフェルナンド・アロンソも15番手でQ2敗退となった。

Q2でノックアウトされた11番手から15番手までのドライバーは以下の通り。
11番手カルロス・サインツ(ルノー)、12番手マーカス・エリクソン(ザウバー)、13番手ケビン・マグヌッセン(ハース)、14番手セルジオ・ペレス(フォース・インディア)、15番手フェルナンド・アロンソ(マクラーレン)。

Q2トップはハミルトン、2番手フェルスタッペン、3番手はベッテルだった。

【予選Q3】底力を見せたチャンピオン

12分間で戦われたQ3では、まずハミルトンが先頭に立ってアタックを開始。ハミルトンはここで1分35秒295を刻み、ほかのドライバーの結果を見守ることになる。

だがほかのドライバーたちはそのハミルトンのタイムを縮めることができず、最後にアタックに臨んだベッテルも100分の6秒及ばず、最初のアタックが終了した時点ではハミルトンが暫定ポールシッターの位置についた。

そして迎えたQ3最後のアタック合戦だが、ここでもハミルトンが先陣を切り、ベッテルが最後にアタックに向かう形となる。

ここでハミルトンが自身の暫定ポールタイムを短縮する1分34秒794をたたき出す。ボッタスもセクター2で全体ベストタイムを刻んで追い上げるもわずかに届かず2番手。

そして最後にアタックに臨んだベッテルもセクター1全体ベストを更新したものの、それ以降のセクターでメルセデス勢のペースに届かず、トップのハミルトンとは0.331秒差の3番手にとどまった。

■予選トップ10ドライバー

ポールポジション/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:34.794
2番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:34.956
3番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:35.125
4番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:35.365
5番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:35.401
6番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:35.589
7番手/ロマン・グロージャン(ハース) 1:36.192
8番手/シャルル・ルクレール(ザウバー) 1:36.237
9番手/エステバン・オコン(フォース・インディア) 1:36.540
10番手/ニコ・ヒュルケンベルグ(ルノー) 1:36.542

F1アブダビGP決勝は、明日の日本時間22時10分にスタートする。

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