ルノーF1プロジェクトを率いるマネジングディレクターのシリル・アビテブールが、カルロス・ゴーンが日本で逮捕されたことがF1チーム運営に影響を及ぼすことはないと語った。
ルノーのCEOであるゴーンが日本で逮捕され、日産の会長職を解任されたことはルノーの本国フランスでも大きな話題となっている。
だが、今回のゴーンのスキャンダルがF1チーム運営にどのような影響を及ぼすことになるかと質問されたアビテブールは今季のF1最終戦が開催されているアブダビで次のように答えた。
「カルロス・ゴーンが2015年終盤に(F1ワークスチームとして)復帰するという決断を支持したのは確かだ。だが、それがたったひとりの男によって決められたわけではないのも明らかだ」
「それは取締役レベルによる経営委員会で詳細に討論されていたし、それは会社として行った決断だったんだ」
2016年にフルワークスチームとしてF1への挑戦を再開したルノーは、現在メルセデス、フェラーリ、レッドブルといったトップチームに追いつくべく懸命な取り組みを続けているところだと強調し、今後もゴーン逮捕の影響はないだろうと次のように付け加えた。
「今後に向けて影響があるだろうという情報は何もないよ」