今季のF1もついに今週末に開催される第21戦アブダビGP(25日決勝)でシーズンを終えることになる。
今年もそうだったが、最近ではシーズン最終戦を待たずしてドライバーズタイトルやコンストラクターズタイトルが確定してしまうことが多くなっており、実際のところ最終戦のアブダビGPは“消化レース”となってしまっている。
しかし、アブダビGPを開催するヤス・マリーナ・サーキットでは、最終戦に位置づけられていることに満足しているようだ。
ヤス・マリーナの最高責任者であるアル・タレク・アル・アメリはアブダビのローカル紙『The National(ナショナル)』に次のように語った。
「シーズン最終戦であることが我々にとっては本当に意味があるんだ」
「11月下旬は、観光客にここに来て楽しんでもらい、アブダビが提供できるものを経験してもらうにはいい時期だからね」
とはいえ、やはりすでにF1チャンピオンが決まった後で開催されるのは観客動員という意味ではマイナスなのではないだろうか?
だが、アル・アメリは次のように主張している。
「だからと言ってこれまでもこのイベントが大きな不利益を被ったことはないよ」
「それに加え、いつもいいレースになるんだ。ドライバーたちはチーム戦略やチームオーダーに左右されることなく全力で勝利を目指して戦うことができる。だから純粋なレースが展開されるんだ」