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【WEC】2連勝の小林可夢偉「強い雨で視界は最悪。リスクを最小限にして着実に走った」

2018年11月19日(月)12:43 pm

11月18日(日)中国・上海国際サーキットでFIA世界耐久選手権(WEC)2018-2019スーパーシーズン第5戦となる上海6時間の決勝レースが行われた。悪天候の中、赤旗やセーフティカー多発の荒れたレースとなったが、TOYOTA GAZOO RacingのTS050 HYBRID 7号車が勝利。8号車が2位で続き、2戦連続での1-2フィニッシュを果たした。

■TS050 HYBRID 7号車 (小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペス):
決勝:1位、 113周、ピットストップ 8回、スターティンググリッド:1番手、最速ラップ(2分01秒995)

■TS050 HYBRID 8号車 (中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソ):
決勝:2位(トップと1秒419差)、 113周、ピットストップ 9回、スターティンググリッド:2番手、最速ラップ(2分01秒381)

前戦富士に続く2連勝を飾った7号車の小林可夢偉、マイク・コンウェイ、ホセ・マリア・ロペスは、ドライバーズタイトル争いで首位を行く8号車との差を5ポイントへ縮めた。

中嶋一貴、セバスチャン・ブエミ、フェルナンド・アロンソの8号車は差を詰められたもののドライバーズランキング首位を堅守。また、チームは今季4度目の1-2フィニッシュを飾ったことで、チームランキングでもライバルチームとの差を28ポイントへと拡げた。

■小林可夢偉(7号車)

「チームが素晴らしい仕事をしてくれましたし、マイクとホセもよくやりました。再び勝てて本当に嬉しいです。

私のスティントはとてもハードでした。セーフティカーの導入で、多くの他カテゴリーの車両が私の前に入ってしまい、強い雨の中で視界は最悪でした。

とにかくリスクを最小限にするよう集中して、再度セーフティカーが導入されることを見越して、着実に他カテゴリーの車両をパスしていきました。実際その直後にセーフティカーが導入されたときには私はトップに立っており、その後は後続とのギャップを維持することに専念できました」。

■マイク・コンウェイ(7号車)

「このコンディション故に、難しいレースでした。終盤再び降り始めた雨で視界が非常に悪く、タイヤの温度もなかなか上がりませんでした。この結果には非常に満足していますし、チームにも祝福を送ります。そして今大会も着実な仕事で支えてくれたクルーに感謝します。前戦富士からの勢いのまま、今年最後のレースで勝つことが出来、最高の勝利となりました。この冬季オフシーズンでもプッシュを続けていけば、シーズンを良い結果で終えられると思っています」。

■ホセ・マリア・ロペス(7号車)

「非常に難しいコンディションにもかかわらず、素晴らしい仕事を成し遂げてくれたチームに感謝します。今日の勝利は最高の気分です。私自身のレースは、短い時間でしたが本当にハードでした。スタート直後はコース上の水が非常に多く、トップだった私は視界の面では優位でしたが、コース上に出来た川を最初に横切らなくてはなりませんでした。ヘアピンで僅かにミスをしましたが、幸運にもなんとかコース上に留まることが出来ました」。

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