マックス・フェルスタッペン(レッドブル)が、F1ドライバーズ選手権3位の座には何の興味もないと語った。
今季序盤は苦しいレースが続いたフェルスタッペンだが、シーズンが進むにつれて調子を上げ、現在はドライバーズランキング3番手のキミ・ライコネン(フェラーリ)とは20ポイント差、4番手のバルテリ・ボッタス(メルセデス)とは11ポイント差の5番手につけており、残り2戦でランキング3位浮上が狙える位置にある。
だが、21歳のフェルスタッペンはランキング3位となることが自分の目標ではないと母国オランダの『De Telegraaf(テレグラーフ)』に次のように語った。
「15年後に振り返ったとき、誰が3位だったかなんて誰も覚えてはいないよ」
「勝者だけが記録として残るんだ。2位や3位、銀メダルや銅メダルなんて意味はないよ」
「僕が目指しているのは勝者になることなんだ」
とはいえ、前戦F1メキシコGPの勝者であるフェルスタッペンは、残りの2レースでも優勝を目指していくつもりだと主張している。
「僕は最近気づいたんだ。何はともあれ、僕も勝利が狙える立場にあることをね。そしてここでもまたそうなる可能性はあるよ」
F1ブラジルGP(11日決勝)が開催されているインテルラゴスでそう語ったフェルスタッペンは次のように付け加えた。
「だから、また僕も精一杯やるつもりだよ。レースに勝ち、自分の力を最大限に発揮すること、それが僕が常に望んでいることなんだ」