ホンダF1田辺豊治(テクニカルディレクター)が、F1ブラジルGPを前に次のように語った。
■田辺豊治(ホンダF1テクニカルディレクター)
「シーズンも残すところあと2戦となり、次は南米での唯一のレースとなるブラジルGPに向かいます。
インテルラゴス・サーキットはカレンダーの中で2番目に短いですが、いくつか考慮すべき特徴を持つトラックです。その一つとして、約800mの標高があります。標高2200m超だった前回のメキシコGPほどには厳しくありませんが、ターボの負荷とクーリングについては平地と比較して若干厳しくなります。
また、急な天候変化でも有名なサーキットですので、あらゆるコンディションに対応できるよう準備を進めます。過去のレースでの雨による波乱を覚えてられる方もいらっしゃると思いますが、個人的にはアイルトン・セナ選手が雨の中でマシンにトラブルを抱えながら母国グランプリ初優勝を果たした1991年のレースが特に印象に残っています」。