今年7月にフェラーリの新社長に就任したルイス・カミレリが、F1チームの予算制限問題については何も進展がないと語った。
2017年にF1新オーナーとなったアメリカのリバティ・メディアは、F1の戦いをより拮抗したものにするためにF1チームの年間予算に上限値を設けることを提唱している。
しかし、フェラーリのセルジオ・マルキオンネ前会長の死去に伴って新社長のポジションに就いたカミレリはイタリアの『La Gazzetta dello Sport(ガゼッタ・デロ・スポルト)』に次のように語った。
「2021年に向けた技術レギュレーションの方には進展があったと思っている。だが、財政面や予算制限の導入に関してはまったく何の進展もない」
「私の意見だが、そうした制限を加えることに意味はある。だが、常にそうだが、すべてはその詳細次第なんだ」
そう語ったカミレリは次のように付け加えている。
「最終的にはそれが示されるだろうと思ってはいるが、ここまでのところはそうなっていないよ」