2019年にウィリアムズからF1デビューすることになったジョージ・ラッセルが、今年最下位に沈んでいるチームに加入することを不安に思ってなどいないと主張した。
メルセデスの育成ドライバーである20歳のラッセルは、現在F2選手権のランキングトップに位置している。
F1最終戦アブダビGP(11月25日決勝)のサポートレースとして行われる2レースで現在37ポイント差をつけているアレキサンダー・アルボンに逆転を許さなければ、ラッセルは2018年のF2チャンピオンという称号をお土産にウィリアムズでのF1デビューを飾ることができる状態だ。
しかし、その前途有望なラッセルが加入する名門F1チームのウィリアムズだが、近年はかつての栄光からはほど遠い状態となっており、今年はコンストラクターズランキング最下位でシーズンを終えてしまう可能性が大きくなっている。
だが、ラッセルはフィンランドのテレビ局『C More(セイ・モレ)』に次のように語った。
「心配はしていないよ」
「F1での変化はすごく速い。昨年のウィリアムズはコンストラクターズ選手権5位だったけれど、2年前には3位だったんだ」
「来年には大きなチャンスがあるし、誰もがやる気満々で改善しようとうずうずしているよ」
2019年にそのラッセルのチームメートが誰になるのかはまだ明らかとなっていない。今季ドライバーを務めているセルゲイ・シロトキンに加え、最近ではかつてザウバーで走っていたメキシコ人ドライバーのエステバン・グティエレスの名前も候補リストの上位にあると言われている。
一方、リザーブドライバーのロバート・クビサ、フォース・インディアのシートを失うエステバン・オコンに関しては、可能性が小さくなったと考えられているようだ。
自分のチームメート候補者について質問されたラッセルは、「誰であっても僕は問題ないよ。だけど、自分の力を測るためにも、本当に優れたドライバーだといいね」と答え、次のように付け加えた。
「そして、重要なのはチームメートといい関係を築き上げることだよ。そうすればチームをもっと前進させられるからね」