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オコン、1年浪人して2020年にメルセデスでF1復帰?

2018年10月28日(日)15:44 pm

エステバン・オコン(フォース・インディア)が2019年のF1グリッドにつけなくなる可能性が大きくなってきている。

有能な若手ドライバーとして評価も高い22歳のオコンだが、所属するフォース・インディアのオーナー交代により、2019年にはランス・ストロール(ウィリアムズ)にシートを奪われることが確定している。

現時点では、オコンに残されたチャンスはストロールと入れ替わりにウィリアムズのシートを得ることしかないと考えられているが、その可能性は非常に小さいのが現実のようだ。

フランス出身のオコンを契約下に置くメルセデスのトト・ヴォルフ(エグゼクティブディレクター)は、オコンがウィリアムズのシートを獲得できる見込みは「非常に低い」と語り、次のように続けた。

「過去2か月にわたって状況は何も変わっていないよ。我々はすでに2020年のことを考えている」

「エステバンはメルセデスのクルマで我々の手助けをすることになるだろうし、その後何が彼を待ち受けているか、様子を見ることになる」

そう語ったヴォルフは次のように付け加えた。

「おそらく、1年浪人し、戦闘力のあるクルマで復帰する方が彼にとってはいいだろうと思うよ」

ヴォルフが言う“戦闘力のあるクルマ”とはメルセデスのF1マシンを指すものだと考えている者が多い。つまり、2020年にはバルテリ・ボッタスに代わってオコンがそのシートに座ることになる可能性が高いということだ。

フィンランド出身ドライバーであるボッタスは、どうしてもチームメートのルイス・ハミルトンとの比較では見劣りがしてしまう状況となっている。ここまでの獲得ポイント数もハミルトンの346に対して217と、実に129ポイントもの差がついてしまっている。

ボッタスもメルセデスとの間に2019年の契約は結んでいるものの2020年シーズン以降に関してはシートが確約されているわけではないこともよく理解している。

「僕は今年多くのポイントを失ってしまったし、シーズン後半には一度もルイスの前でゴールすることができていない」

F1メキシコGPが開催されているエルマノス・ロドリゲス・サーキットでそう語ったボッタスだが、チームオーダーさえなければハミルトンともっといい勝負もできるはずだと示唆し、次のように付け加えた。

「だけど、僕は本当に彼から130ポイントも離されているとは思っていない。僕たちの差はもっと小さいよ。僕はそのことを知っているし、それはチームも同じさ」

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