フェラーリのチーフテクニカルオフィサーを務めるマッティア・ビノットがマラネロに本拠を置くチームを離脱することになるかもしれないと報じられている。
今シーズン後半に入るとチーム全体の歯車がかみ合っていないような印象を与えたフェラーリだが、その背景にはチーム代表を務めるマウリツィオ・アリバベーネとビノットの確執があるようだとうわさされていた。
一時はアリバベーネが更迭され、ビノットが新たなチーム代表に昇格するのではないかとの報道もあったが、最近フェラーリとアリバベーネが2021年まで契約を延長したことが明らかとなっている。
そうなると、当然ビノットとしては面白くないだろう。
フィンランドの『Turun Sanomat(トゥルン・サノマット)』はF1ジャーナリストを務めるルイス・バスコンセロスの次のようなコメントを引用している。
「フェラーリのライバルたちはすぐにこれに反応し、メルセデスとルノーはマッティア・ビノットに関する質問を行った」
「イタリアの関係者たちからの情報によれば、ビノットはルイス・カミレリ(フェラーリCEO)に対し、『彼(アリバベーネ)をとるか自分をとるかのどちらかだ』と詰め寄ったようだ」
フェラーリとビノットの間に結ばれている現在の契約も今年が最終年となっているようだ。
バスコンセロスは次のように付け加えている。
「メルセデスとルノーはすぐに興味を示したよ」