トロロッソ・ホンダは、ピエール・ガスリーが今週末のメキシコGPで新仕様の新品パワーユニットを搭載することになり、15グリッドペナルティを受けることを発表した。2レース連続で最後尾スタートとなる。
●【画像:FP1結果】2018年F1第19戦メキシコGPフリー走行1回目のタイム差、周回数
メキシコに到着した、ホンダF1の田辺豊治テクニカルディレクターによると、「オースティンで使用したPUの組み立てに関して懸念がある」ため、フレッシュなエンジンを新たに搭載することに決定した。
「今回のP1でガスリーのマシンに再度、最新スペックの未使用PUを投入します。これはアメリカで使用したガスリーのPUに組立品質上の懸念が確認されたためです。HRD Sakuraに返送し至急確認を行いますが、現状継続判断が出せないため、今回新たなユニットをP1の最初の走行で投入し、残りのシーズンに備えます。
なお、ガスリーに関してはその後、P2に向けて旧スペックに載せ換えます。ハートレーに関しても同様に3日間の旧スペックを搭載します。これは、高地というメキシコの特殊な環境下で使い慣れた旧スペックを使用するほうがPUのセッティング面で確実性が高いと判断したためです」。