マクラーレン・レーシングのCEOを務めるザック・ブラウンが、ストフェル・バンドーンが今季限りでマクラーレンのシートを失うことになったのは、自分の言いたいことをずけずけと口にするような積極的姿勢にかけていたためかもしれないと語った。
2016年からバンドーンと2年にわたって共に戦ってきたチームメートのフェルナンド・アロンソは、26歳のバンドーンにとってフォーミュラEへの移籍はいいことかもしれないと考えている。
「彼がこの2年間走らせていたクルマを考えれば、この時期にマクラーレンに来たストフェルは不運だったね」
「僕は変化も彼にとってはいいことだと思っている。彼は以前走っていたすべてのカテゴリーで勝利してきた。だけど、F1はモーターレーシングにおいて唯一才能だけでクルマの弱点を克服することができないことがはっきりしているところだからね」
バンドーンに関しては、その人柄がF1のような冷酷無比な世界には合わなかったのだと考えている者もいる。
ブラウンもバンドーンに関して次のように語った。
「彼はものすごくいいやつなんだ。だが、彼は我々のところではもう少し積極的であるべきだったんじゃないかな」
「フェルナンドは何かクルマに気に入らないところがあるとためらうことなく大声をあげるよ。ストフェルにとっては、この環境でそれを同じことをするのは難しかったのかもしれないね」
バンドーンは、来年はフォーミュラEのメルセデスワークスチームに移籍するとともにメルセデスF1チームでシミュレーターによる開発業務も担当することになる。