オランダ出身の元F1ドライバーであるロバート・ドーンボスは、メルセデスがバルテリ・ボッタスをクビにする可能性もあると考えている。
■来季のシートがないオコン
それはメルセデス所属ジュニアドライバーとして成長を遂げてきたエステバン・オコン(現フォース・インディア)のF1キャリアを救うためだ。
才能ある若手ドライバーとして知られるフランス出身のオコンだが、フォース・インディアのオーナー交代に伴って今季限りで今のシートを失うことが確定している。
現在、オコンはメルセデスPUを搭載するウィリアムズへの移籍チャンスを探っているものの、これまでの報道などによれば、ウィリアムズは違う選択肢をチョイスする可能性が高いと考えられている。
■メルセデスはボッタスとオコンの入れ替えを考えるはず
そんな中、2005年にミナルディ、2006年にはレッドブルで走った経験を持つ37歳のドーンボスは、メルセデスがボッタスに代えてオコンをルイス・ハミルトンのチームメートに据える可能性がありそうだと考えている。それも、2020年ではなく2019年シーズンの話だ。
ドーンボスは母国オランダの『Ziggo Sport(ジッホ・スポルト)』に次のように語った。
「シーズン後半のボッタスにはかなり失望させられたよ」
「多分、メルセデスはオコンをあのクルマに乗せるべきだと考え始めているんじゃないかな。確かに、ハミルトンは冷酷なまでに速い。だが、ボッタスはどのレースでもコンマ3秒か4秒も遅いんだ。恐らく、オコンのほうがもっとうまくやれるよ」
ボッタスとメルセデスは2019年の契約を結んでいる。だが、ドーンボスは次のように付け加えている。
「彼(ボッタス)の契約を買い取るための時間が十分にあるのは確かだ。だから、そうなったとしても僕は驚かないね」