レッドブルのマックス・フェルスタッペンが、ホンダにとってマクラーレンと決別してレッドブルと組んだのはよいことだったと語った。
●【画像:決勝レース結果】2018年F1第18戦アメリカGP決勝のタイム差、周回数、ピット回数
搭載するルノーPU(パワーユニット)に批判的なコメントを連発することで知られるフェルスタッペンだが、オースティンで開催されたF1アメリカGP決勝では18番グリッドからスタートして2位表彰台に上るという快挙を達成。
しかも、レース終盤にはまもなく通算5回目のF1ドライバーズタイトルを獲得することになるルイス・ハミルトン(メルセデス)との激しいバトルも制するなど、その高い才能を存分に発揮してみせた。
そのフェルスタッペンは、新たにホンダとのコラボレーションで迎える2019年シーズンはさらに活躍することができると考えているようだ。
「来年に向けてすごくワクワクしているよ。今ではホンダが予選ですごく速いからね」
ドイツの『Speedweek(スピードウィーク)』にそう語ったフェルスタッペンは次のように続けた。
「もちろん、今年も可能な限りいい成績で終えたいと思っているさ。だけどチームの全員がすでに来シーズンを楽しみにしているんだ」
「テストで得られたデータを見るとすごく有望だよ」
フェルスタッペンは、今年のホンダがうまく進歩できているのは今年からジュニアチームのトロロッソにPU供給を開始したことでレッドブルからの大きな支援を受けることができているためだと指摘している。
そして、フェルスタッペンは現在ホンダが置かれている状況は、2015年から2017年までマクラーレンと一緒にやっていたころとは大きく違っていると次のように続けた。
「彼ら(ホンダ)は自分たちがやりたいようにできるし、自分たちの好きなようにエンジンを製造することができている。もはや彼らには以前付き合いがあったチームに対応する必要はないからね」
「それに新たな人材も何人か増えたし、首脳部も新しくなって、すべてが非常にうまくいっているよ」
そう語った21歳のフェルスタッペンは次のように付け加えている。
「もちろん、これからどうなるかは様子を見るしかない。だけど正しい方向に進みつつあるし、僕もそれをうれしく思っているよ」