フェラーリのキミ・ライコネンは、見どころ満載のF1アメリカGP決勝レースを制した。トップ3の差はわずか3秒弱で、3種類のタイヤ戦略で戦った。
●【画像:決勝レース結果】2018年F1第18戦アメリカGP決勝のタイム差、周回数、ピット回数
ライコネンは2番グリッドからレースを制したが、ウルトラソフトからソフトの戦略を採用した。ルイス・ハミルトン(メルセデス)は上位勢唯一の2ストッパーを選択した。
ポールポジションからスーパーソフトでレースをスタートしたハミルトンは、バーチャルセーフティカーの下で11周目に早めにピットストップしてソフトタイヤに交換した。
しかし、リードを奪い返すためにハードにプッシュした後、ハミルトンは残り20周でもう一度ピットストップしてソフトに交換した。
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、18番グリッドからスタートしたが、2位でフィニッシュする活躍を見せた。
フェルスタッペンはオープニングスティントをソフトタイヤでの走行し、22周目にスーパーソフトに交換してから56周のレースを走りきった。
■マリオ・イゾラ(ピレリ・カーレーシングヘッド)
「タイヤ戦略が重要な役割を果たす近年でも最も厳しい戦いを制した、キミ・ライコネン(フェラーリ)の素晴らしい勝利を祝福します。
トップ4は4つの異なるタイヤ戦略でした。レースではルイス・ハミルトン(メルセデス)がバーチャル・セーフティカーの下で早めにピットストップし、ライコネンとは反対のアプローチを取ることに決めました。
ハミルトンは周りのドライバーたちとは非常に異なる戦略になり、非常にエキサイティングなフィニッシュに終わりました。
金曜日はドライ走行ができなかったため、チームはタイヤの摩耗と劣化に関する完全なデータを持っていませんでした。これは間違いなく興奮した決勝レースと予期せぬ動きに貢献しました。こうしたハンディキャップにもかかわらず、3つのコンパウンドはすべて強く、非常に一貫して機能しました」。
注)決勝レース後、エステバン・オコン(フォース・インディア)とケビン・マグヌッセン(ハース)が失格になったため、ハートレーは9位入賞を果たした。