2018年F1第18戦アメリカGPが10月20日(土)、サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(1周5.513km)で2日目を迎え、現地時間午後1時(日本時間21日午前3時)から行われたフリー走行3回目でフェラーリのセバスチャン・ベッテルがトップに立った。
●【画像:FP3結果】2018年F1第18戦アメリカGPフリー走行3回目のタイム差、周回数
初日は雨に見舞われて2回のセッションがいずれもウエットコンディションとなったアメリカGPだが、2日目は曇り空の下ながらこのセッションは今週末初めてドライコンディションとなった。
セッション前半はドライバーごとに違うタイヤコンパウンドでセットアップを煮詰める作業が行われたが、フェラーリがかなり積極的な走行を見せ、キミ・ライコネンがトップタイムを刻み、それにベッテルが続く展開となる。
一方、規定外PU(パワーユニット)交換によりグリッド降格ペナルティーを受けることが決まっているトロロッソ・ホンダ勢は決勝に向けたロングランに重点を置いて周回を重ねることに集中する。
60分のセッションが後半に入ると、ドライバーたちがここに持ち込まれたドライタイヤの中で最も柔らかいウルトラソフトタイヤでの予選シミュレーションに移行していく。
セッションが残り20分ほどとなったところでトップ3チームのドライバーたちも新品ウルトラソフトタイヤでのアタックを展開。ここでベッテルがライコネンを0.046秒上回る1分33秒797を刻んでトップに立つと、今季のドライバーズタイトルに王手をかけているメルセデスのルイス・ハミルトンがベッテルから0.073秒遅れの3番手で続くという接戦が繰り広げられた。
フリー走行1回目で赤旗が振られた際にスピードを緩めなかったために決勝で3グリッド降格ペナルティーを受けることが決まっているベッテルとしては、予選でなんとかポールポジションを獲得してそのダメージを最小限にとどめたいところだ。
決勝シミュレーションに重点を置いたトロロッソ・ホンダ勢だが、最終的にピエール・ガスリーが12番手となるまずまずのタイムを刻んでみせた。チームメートのブレンドン・ハートレーは19番手だった。最下位20番手はマクラーレンのフェルナンド・アロンソだった。
■フリー走行3回目トップ10ドライバー
トップ/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:33.797
2番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:33.843
3番手/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:33.870
4番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:34.556
5番手/マックス・フェスルタッペン(レッドブル) 1:34.703
6番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:34.910
7番手/シャルル・ルクレール(ザウバー) 1:35.365
8番手/セルジオ・ペレス(フォースインディア) 1:35.411
9番手/カルロス・サインツ(ルノー) 1:35.450
10番手/ロマン・グロージャン(ハース) 1:35.562
F1アメリカGP予選は、このあと日本時間午前6時にスタートする。