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【トロロッソ・ホンダ】タイ人のアルボン獲得に向けて日産と交渉か

2018年10月19日(金)5:15 am

レッドブルが2019年にジュニアチームのトロロッソで走らせるドライバーの獲得に向けて日産と交渉を行っているようだと伝えられている。

ピエール・ガスリーが来季はレッドブルに昇格することが決まっており、その後任には昨年までトロロッソに所属していたダニール・クビアトが復帰することも確定している。

だが、今季ガスリーのチームメートを務めているブレンドン・ハートレーのパフォーマンスに不満を抱いているレッドブルでは、現在それに代わるドライバー探しを行っているところだ。

レッドブルは、少し前にはジュニアドライバーであり、今季ヨーロッパF3選手権に参戦しているダン・ティクトゥムの昇格を検討していた。しかし、ティクトゥムはF1昇格条件となるスーパーライセンスポイントを得ることができないことに加え、F3でのライバルであるミック・シューマッハに対する不適切な発言を行ったことなどからF1昇格の可能性は完全に消えてしまっている。

今季のヨーロッパF3は、7度F1チャンピオンとなったミハエル・シューマッハを父に持つミックがタイトルを獲得。ミックはF1昇格も可能となるスーパーライセンスポイントも取得できており、2019年にF1デビューすることも可能な状態となったものの、2019年にはF1直下のカテゴリーであるF2に進むことになると考えられている。

ミックは母国ドイツのテレビ局『Sat.1』に次のように語った。

「僕はF1で走ることができる。それは明らかだよ。それが僕の大きな目標だけど、でもまだかなり非現実的だね」

「F1のフルタイムドライバーとなるための準備を100%整えるためには異なるフォーミュラシリーズをすべて経験しておくことが必要なんだ」

ミックに関してはフェラーリも獲得を視野に入れていると言われており、いずれにしても来季ミックがトロロッソでF1デビューを果たす可能性はほとんどないだろう。

また、最近では2017年にザウバーで走っていたパスカル・ウェーレインも候補リストにあると言われていたが、ウェーレインは最近フォーミュラEのマヒンドラ・レーシングと契約を結んだことが明らかとなっている。

そんな中、今季のF2で現在ランキング2番手につける活躍を見せているアレクサンダー・アルボンの名前がトロロッソの候補リストの一番上に書かれているようだとの情報が伝えられていた。

だが、イギリス生まれのタイ人ドライバーである22歳のアルボンはフォーミュラEの日産e.damsチームと複数年契約を結んでおり、これがネックになるものと考えられていた。

しかし、最近ではレッドブルが日産とアルボンの契約譲渡に関する交渉を開始したようだとうわさされている。

もしその交渉がうまくいってアルボンがトロロッソのシートに座ることになれば、来季は現在F2でランキングトップに立っているジョージ・ラッセル(ウィリアムズ)、ランキング3番手のランド・ノリス(マクラーレン)とともにF2で好成績を残した3人のドライバーがF1でもしのぎを削り合うことになりそうだ。

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