ニコ・ヒュルケンベルグが、あと“数年”のうちにはルノーにF1タイトル獲得のチャンスが巡ってくるだろうと語った。
2005年と2006年にフェルナンド・アロンソ(現マクラーレン)を擁して2回F1タイトルを手にしたルノーだが、一時ワークスチームとしての活動から手を引いていたものの、2016年から再びF1タイトルへの挑戦を開始している。
そして来季はレッドブルからトップドライバーのダニエル・リカルドを迎え入れ、ヒュルケンベルグとのドライバーラインアップによりワークスチーム復活3年目のシーズンに臨むことになる。
4日(木)から14日(日)まで開催されている「パリモーターショー2018」の会場を訪れていたヒュルケンベルグは、フランスの『L’Equipe(レキップ)』にルノーのパフォーマンスが最近のレースでは先細りとなってきていることを認め、次のように語った。
「グリッド中団での戦いは接戦なんだ」
「ほかのチームが懸命な努力をして僕たちを難しい状況に追い込んだし、僕たちの調子はあまりよくはなかった。だけど僕たちには今でも優れたクルマがあるし、残りの4レースでもっと改善もでき、(コンストラクターズランキング)4番手をキープできると思うよ」
「昨年からすれば4位は進歩だよ。僕たちは正しい方向へと向かっているところだ」
「僕は昨年加わったんだけど、ルノーからの投資によってものすごく大きく成長しているよ。施設や設備も改善されたし、多くのスタッフたちが雇い入れられ、資金も増えているんだ」
「メーカーが背後にいることで、あらゆることが期待できる」
「僕たちが目指すのは常に上位にいることだし、2、3年後には表彰台や勝利を争えるだろう。だけど、僕たちはまだ開発を進めている段階なんだ」
そう語った31歳のヒュルケンベルグは次のように付け加えた。
「今後数年にわたってそれを基盤としていけるだけの組織が整えられたと僕は思っているよ」