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【画像:F1日本GP】ピレリが鈴鹿のタイヤ戦略を解説「トップ5で3種類のタイヤ戦略。ミディアムが多く使われた」

2018年10月09日(火)15:34 pm

F1タイヤ公式サプライヤーのピレリが、F1日本GP決勝レースでの各チームのタイヤ戦略を次のように解説した。

■トップ5で3種類のタイヤ戦略

1ストップ戦略を採ったルイス・ハミルトンが、首位の座を譲ることなく優勝し、メルセデスのワンツーフィニッシュをもたらした。メルセデスの両ドライバーは、ともにソフト–ミディアムと繋ぐ1ストップ戦略を採ったが、トップ5のドライバーの中には異なる1ストップ戦略が見られた。

レッドブルのダニエル・リカルドは、メルセデスと同一の戦略を採り、予選のトラブルによる15番グリッドのスタートから4位を獲得した。

特筆すべきポジションアップを見せたもう一人のドライバーは、フェラーリのセバスチャン・ベッテルだった。ベッテルは、レーシング・インシデント(接触)によって一旦は後方へ沈んだが、スーパーソフト(赤)からソフト(黄)と繋ぐ1ストップ戦略で6位フィニッシュを果たした。

タイヤへの負荷が大きい鈴鹿サーキットでの決勝は、土曜日までの変わりやすい天候とは対照的に高温のコンディションとなったことから、スタート前には戦略に関して多くの疑問符が投げかけられていた。結果的には、序盤のセーフティーカー導入にも助けられ、大半のドライバーが1ストッパーとなった。

■ピレリカーレーシング責任者マリオ・イゾラのコメント

「昨日までよりも大幅に気温が上昇したことで、非常に厳しいこのサーキットでのレースに新たなチャレンジが加わりました。特にレース終盤が厳しい展開となりましたが、ドライバーのアクションに妥協は無く、多くの印象的な闘いが展開されました。

序盤のセーフティーカー導入もあって、大半のドライバーが1ストッパーとなりました。また、全3種類のコンパウンドによる長いスティントが見られました。多くのドライバーが、フリー走行であまり使用されなかったミディアムタイヤでフィニッシュしました」。

■ピットストップ戦略

ルイス・ハミルトンが、我々が予測した最速の1ストップ戦略で優勝した。ウルトラソフトでスタートしたハミルトンは、24周目にミディアムへ交換。

レース終了間際、フェラーリのセバスチャン・ベッテルがソフトタイヤでファステストラップを記録した。このタイムは、昨年のタイムより約0.8秒速いものだ。

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