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2019年のF1新予選フォーマット導入は否決

2018年10月04日(木)16:45 pm

2019年にF1が新予選フォーマットを採用することになりそうだと報じられていたが、どうやらその可能性はなくなったようだ。

■提案されていたQ4の追加とセッション時間短縮

F1オーナーのリバティ・メディアは予選をもっとエキサイティングなものとするために、現在のQ1、Q2、Q3にもうひとつのセグメントとなるQ4を加え、それぞれのセッション時間を短縮するという新予選フォーマット案を提案していた。

各セグメントのセッション時間が短くなるということは、ドライバーたちはこれまでとは違い、「一発勝負」のアタックが求められることになる。ミスやトラフィックの影響などでそのアタックに失敗すれば予選上位進出が難しくなることから、これまで以上に波乱も発生しやすくなると考えられている。

■全チームの賛成が得られず

だが、このほどドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』が報じたところによれば、この新予選フォーマット導入に関して反対したF1チームがあったという。

F1ルール変更に必要な全チームの賛成が得られなかったことから、少なくとも2019年にこの新予選フォーマットが導入される可能性はなくなったことになる。

これに反対したと考えられているチームのひとつがザウバーだ。

ザウバーのチームマネジャーを務めるベアト・ツェンダーはこの新予選フォーマット案について次のように語った。

「これは大規模チームの助けになるだけだ。小規模チームとしてはひとつのセグメントで2回のアタックができるようもっと時間を増やすことが必要だよ」

■今後も議論は継続するとロス・ブラウン

しかし、この案を提案したF1モータースポーツ担当マネジングディレクターのロス・ブラウンは将来的にこの新フォーマットを導入する望みを捨てていないようだ。

「来年に関しては合意に到達することはできなかった」

そう語った63歳のブラウンは次のように付け加えている。

「だが、話し合いは今始まったばかりだし、今後も継続していくつもりだよ」

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