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フェラーリ失速の原因はFIAのセンサー?

2018年10月03日(水)18:33 pm

最近フェラーリに一時の強さが見られなくなったのはFIA(国際自動車連盟)がPU(パワーユニット)に設置したセンサーが原因となっているかもしれない。

■ここ2戦でパフォーマンス低下が見られたフェラーリ

今シーズン前半に、ライバルチームからフェラーリPUの合法性に関する疑問の声が上がったことから、F1統括団体であるFIAはフェラーリPUのエネルギー回生システムにセンサーを設置し、違法な処理が行われていないかどうかのモニターを行っていた。

その結果、フェラーリPUに違法な点はなかったと結論付けたFIAだが、ドイツの『Auto Motor und Sport(アウト・モートア・ウント・シュポルト)』によれば、最近2つめのセンサーがフェラーリPUに追加されていたのだという。

直近2レースにおいてフェラーリが明らかにメルセデスに対してパフォーマンスが劣っていたのはそれが原因ではないかというのだ。

■フェラーリのパフォーマンス低下は事実だとルノー

ルノーF1プロジェクトを率いるシリル・アビテブール(マネジングディレクター)は、フェラーリのパフォーマンスが低下したのは事実だと次のように語っている。

「それは我々のGPS(グローバル・ポジショニング・システム)ではっきりと見てとれるよ」

メルセデスのエンジン責任者であるアンディー・コーウェルは、それでもフェラーリには「まだかなりのパワーがある」と語っているものの、今季はフェラーリに最強マシンの称号を奪われたかに見えたメルセデスが直近2レースでは明らかにフェラーリを上回るパフォーマンスを示していたのは事実だ。

■もう少し様子を見ようとロズベルグ

2016年のF1チャンピオンであるニコ・ロズベルグは、第15戦シンガポールGPと第17戦ロシアGPでフェラーリに起きた不可解なパワーダウンの原因は何だと思うかと母国ドイツのテレビ局『Sport1(シュポルト1)』から質問されると、「僕たちにその判断はできないと思うよ」と答え、次のように付け加えた。

「今後のレースを待とうじゃないか。もしその状態が続くようであれば、僕たちも『何かが起きたんだ』と言うことができるだろう。だけど、そう言うにはまだ早すぎるよ」

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