今季限りでマクラーレンのシートを失うことになったストフェル・バンドーンだが、2019年にF1に残留できる可能性はほぼ消えてしまったようだ。
現時点で2019年に向けてまだ正式に確定されていないF1シートは全部で5つとなっている。フォース・インディアの2つ、ウィリアムズの2つ、そしてトロロッソの1つだ。
だがフォース・インディアはランス・ストロールとセルジオ・ペレスのラインアップとなることが確実であり、ウィリアムズもうわさではロシアからのスポンサーマネーを引き出すために2人ともロシア人ドライバーとなる可能性が高くなっていると言われている。
■バンドーンは速くないとレッドブル首脳
そして、バンドーンが2019年にトロロッソでダニール・クビアトのチームメートとなる可能性もなさそうだ。
レッドブルとジュニアチームであるトロロッソのドライバー育成責任者として知られるヘルムート・マルコは、バンドーンの母国ベルギーのテレビ局『RTBF』に次のように語った。
「我々はストフェルを乗せるつもりはないよ。私が思うに、彼にはF1で走るにふさわしい速さがないね」
■メルセデスからフォーミュラE参戦が濃厚に
そのバンドーンだが、最近のうわさによれば、F1を続けることはあきらめ、新規参戦を開始するメルセデスチームの一員としてフォーミュラEに転向することになる可能性が高いと考えられている。
メルセデスのモータースポーツ責任者であるトト・ヴォルフは、そのうわさについて質問されると次のように答えている。
「私はずっとストフェルのことは気に入っていたよ。ジュニアカテゴリーでは卓越していたからね」
「今後、なぜ彼がF1でうまく活躍できなかったのか、その理由を理解する必要がある。しかし、近いうちに彼に関する新たなニュースを耳にすることになると思うよ」
「彼の性格や速さはメルセデスで非常によく機能するだろうと思っているよ。もうしばらく様子を見る必要があるがね」