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「クビアトはフェラーリに行って成長した」とレッドブル首脳

2018年09月30日(日)14:31 pm

レッドブル首脳のヘルムート・マルコが、ダニール・クビアトに再びジュニアチームのトロロッソに復帰させるチャンスを与えた理由を語った。

レッドブルの育成ドライバーとして2014年にトロロッソでF1デビューを飾ったロシア人ドライバーのクビアトは、翌2015年にはフェラーリへ移籍したセバスチャン・ベッテルの後任としてレッドブルに昇格するなど順風満帆なF1キャリアをスタートさせたかに見えた。

ところが、2016年にはミスが相次いだこともあり、第4戦ロシアGP後に再びトロロッソに降格。そして2017年シーズンには第17戦アメリカGPに出走したのを最後に契約を解除されていた。

今季はフェラーリと開発ドライバー契約を結んでいるクビアトだが、来季はレッドブルに昇格するピエール・ガスリーの後任として再びトロロッソで走ることになった。

昨シーズンの途中で解雇したドライバーをどうしてまた起用することにしたのかと質問されたマルコは、「簡単だよ。ダニールは変わったんだ」と答え、次のように続けた。

「彼には以前から速さはあった。だが、彼には精神面での問題があったんだ。フェラーリに行った彼はまったく異なる環境の中で成熟したよ。そして、彼はシートを得ることがどれほど貴重なことかも理解したんだ」

「彼はあそこでシートを得たいと思ってフェラーリに行ったのかもしれない。だがそんなことは不可能だった」

「我々は常に連絡はとりあっていたんだ。ダニールは(ダニエル)リカルドが私に電話をよこす前にも連絡をとってきていたよ」

リカルドが今季限りでレッドブルを離脱してルノーへ移籍するという連絡をしてきたときのことに言及しながらそう語ったマルコは次のように付け加えた。

「本当に適任で状況的にも問題のないドライバーはそれほどいなかったしね。だから、私は彼が我々のところに戻ってくるのをうれしく思っているよ」

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