2018年F1第16戦ロシアGPが9月28日(金)、ソチ・オートドローム(1周5.848km)で開幕。現地時間15時(日本時間21時)から行われたフリー走行2回目でメルセデスのルイス・ハミルトンがトップに立った。
●【画像:FP2結果】2018年F1第16戦ロシアGPフリー走行2回目のタイム差、周回数
セッション序盤はソチに持ち込まれたドライタイヤの中で中間に位置するウルトラソフトタイヤで走行を開始したセバスチャン・ベッテル(フェラーリ)がトップタイムを刻み、それにここロシアでホンダの新スペックPUを投入したトロロッソのピエール・ガスリーが続き、ブレンドン・ハートレーも7番手につけるという展開となる。
しかし、トップ3チームのドライバーたちが走行を開始するとガスリーも徐々に順位を下げていくが、それでもしばらくの間トップ3チームに続く位置をキープ。そしてレッドブルのマックス・フェルスタッペンがトップに躍り出た。
90分のセッションが3分の1を消化したころから、一番軟らかいコンパウンドのハイパーソフトタイヤでドライバーたちが予選シミュレーションを開始。するとまずメルセデスのバルテリ・ボッタスがフェルスタッペンのタイムを上回ってトップに立つ。
だがその後ハミルトンがボッタスのタイムを更新。ハミルトンとボッタスのメルセデス勢が1-2、フェルスタッペンとダニエル・リカルドのレッドブル勢が3-4、ベッテルとキミ・ライコネンのフェラーリ勢が5-6番手に続く形となる。
一時11番手に順位を下げていたガスリーも再び3強チームに続く7番手タイムをマーク。それにフォース・インディアのエステバン・オコン、ザウバーのマーカス・エリクソン、ハースのケビン・マグヌッセンが続いた。
セッションが残り30分に近づき、ほとんどのドライバーたちがロングランプログラムに移行しようとしたタイミングでフォース・インディアのセルジオ・ペレスが新品ハイパーソフトタイヤでのアタックを開始。ペレスはガスリーを上回る7番手タイムを刻んだ。
セッション終盤はすべてのチームがロングランプログラムを展開し、順位の変動はほとんど見られなくなる。結局、明日の予選と同じ時間帯で行われたセッションはメルセデス勢が1-2体制を築いたままで終了時刻を迎えた。
新スペックホンダPUを投入したトロロッソのガスリーは8番手、ハートレーは16番手でセッションを終えている。
なお、このレースではトロロッソ以外にもレッドブルの2台とマクラーレンのフェルナンド・アロンソも年間許容基数を超えるPUコンポーネントを投入しており、決勝では全部で5人のドライバーがグリッド降格ペナルティーを受けることが確定している。
■フリー走行2回目トップ10ドライバー
トップ/ルイス・ハミルトン(メルセデス) 1:33.385
2番手/バルテリ・ボッタス(メルセデス) 1:33.584
3番手/マックス・フェルスタッペン(レッドブル) 1:33.827
4番手/ダニエル・リカルド(レッドブル) 1:33.844
5番手/セバスチャン・ベッテル(フェラーリ) 1:33.928
6番手/キミ・ライコネン(フェラーリ) 1:34.388
7番手/セルジオ・ペレス(フォース・インディア) 1:35.122
8番手/ピエール・ガスリー(トロロッソ) 1:35.137
9番手/エステバン・オコン(フォース・インディア) 1:35.147
10番手/マーカス・エリクソン(ザウバー) 1:35.295
F1ロシアGPフリー走行3回目は、明日の日本時間18時から始まる。
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