ホンダF1田辺豊治(テクニカルディレクター)が、F1ロシアGPを前に次のように語った。
■田辺豊治(テクニカルディレクター)
「今週末はロシアGP、続いて連戦で我々のホームレースとなる鈴鹿に向かいます。
例年春先に開催されていたロシアGPですが、今年は秋の開催に変更となりました。ただ、予報では気温は20℃半ばと、穏やかな天候が続くようです。
レースが行われるソチ・オートドロームは、ソチオリンピックが開催された敷地に設置され、一部公道も含んだサーキットです。荒れた路面が多いストリートサーキットにしては珍しく、路面が非常にスムーズなために、タイヤには優しいと言われています。
多くの鋭角コーナーがあり、トラクション性能とドライバビリティーが重要となる一方、ストレートの長さやスロットル全開頻度が比較的高いという、相反する側面を持ち合わせたサーキットです。
この特徴に対して最適なセッティングを見出し、鈴鹿に向けて弾みをつける意味でもいいレースをしたいと思います」。