ケビン・マグヌッセンが2019年もハースで走ることがほぼ確定したようだ。
今季は大きくパフォーマンスを向上させてきたハースだが、F1参戦を開始した2016年からドライバーを務めているロマン・グロージャンは今季前半にはなかなか結果を出せない状態が続いていた。
一方、昨年からハースに加わったデンマーク出身ドライバーのマグヌッセンはコンスタントに入賞を重ねて現時点ではドライバーズランキングも8番手に位置しており、ハースを率いるチーム代表のギュンター・シュタイナーもマグヌッセンには満足しているとメディアに語ってきていた。
マグヌッセンは昨年ハースと2年契約を結んでいたが、ハース側が2019年以降の契約延長オプションを有していると考えられている。そしてそのオプション行使期限は9月末までと設定されていると伝えられている。
そして、このほどデンマークの『Ekstra Bladet(エクストラ・ブラデ)』が、ハースがそのオプションを行使し、2019年以降もマグヌッセンと契約することが確定したと報じた。
その記事によれば、今週末に行われるF1第15戦シンガポールGPもしくはそのすぐ後に正式発表が行われるだろうという。
『Ekstra Bladet(エクストラ・ブラデ)』は、シュタイナーの次のようなコメントを紹介している。
「彼がうちに来た2年目はチームにとって挑戦の年だった。それはチャンスでもあったんだ。そして、彼(マグヌッセン)はそのチャンスをつかんだんだ」
一方、グロージャンの方も第9戦オーストリアGPで4位となって今季初ポイントを獲得すると、その後第11戦から第14戦まで4レース連続でトップ10フィニッシュを達成するなど調子を上げてきている。
6番手でチェッカーフラッグを受けた第14戦イタリアGPでは車両規定違反で失格となったものの、残りのレースでもグロージャンがこの調子を維持していくようであれば、2019年もハースが同じドライバーラインアップで臨むことになる可能性も高そうだ。